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記事全文を読む→アサヒ芸能「スクープ大事件史」Vol.16(8)宅間守の実父が語る殺人鬼の素顔
あの阿鼻叫喚の地獄絵図の一報を聞いたときの記憶が忘れられない。
出刃包丁を手にした金髪の殺人鬼・宅間守が白昼の小学校を襲い幼い命を次々と奪った殺人現場はあまりにも凄惨だった。事件直後、記者は実父に6時間インタビュー。そして、拘置所移管後には、元受刑者から「話は下ネタ」の拘置所生活を暴露スクープした。宅間は精神安定剤の常習者だった。短気で粗暴。勤めていた伊丹市の池尻小学校で、人間関係の鬱憤を晴らすため、精神安定剤を急須に入れて出したり、元妻を殴りつけ、傷害容疑で逮捕されたこともあったという。
当時、実父への6時間にも及ぶインタビューを行って宅間の素顔を聞き出した。
〈「守が強姦罪で服役して刑務所から出所したときやった。私は車で迎えに行った。そのとき、私は無理心中を考えていたんや。刑務所から家へ向かう阪奈道路を運転しながら『このまま突っ込んだら一発でしまいやろうな』と。出所する何カ月も前から守のことで悩んで苦しんどった。ただ、選択肢の中には勘当というのもあった。だから(勘当を)正式に言い渡したんや。しかし、まさかこんな結果になるとは思わなかった。今となったら、あのときに(無理心中を)やっとったらと思うわ」〉
事件発生後から約1年、大阪拘置所で宅間の世話をしたという元受刑者を直撃して、約10ヵ月間の間に見た殺人鬼の素顔を聞いた。
〈宅間は手紙を出したり読書をするということをほとんどしませんでした。彼が唯一読書したのをたまたま見たときも読んでいたのは飯島愛の『プラトニック・セックス』でした。それ以外はただボーッと座っているか窓側で所在なさげに立っていることが多かった。ところが、時間がたつにつれ、宅間は徐々にその本性を現しました。
そのひとつが1日10回に及ぶ独房内のインターホンによる呼び出しです。いざ話をきいてあげると彼の口から出るのは9割方、下ネタでした。その内容も伝言ダイヤルの使い方や裏ビデオの購入の仕方、果てはこれまでゲットした女のエロ話を自慢げに披露するのです」〉(02年8月27日号)
8人の命を奪った反省のかけらもなかったという。
〈宅間はさらに無類の裏ビデオコレクターであることも吹聴していました。何でも本人によれば、家の中には数千本の裏ビデオがあるそうで、ご丁寧にも裏ビデオの購入方法まで教えてくれました〉(02年9月4日号)
粗暴さ、凶暴さ、そして、あくなき性欲──最凶の男は、一審で死刑判決が出ると、自らの意思で執行を受けた。
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