社会

「侵略者」たちを許すな(1) 韓国 李明博大統領「狂気の大暴走」

竹島上陸、従軍慰安婦謝罪要求、野田親書突き返し…

天皇謝罪発言で“土下座”まで要求していた!

 常軌を逸した暴言と挑発行動を次々と繰り出し、日本にケンカを売っている韓国・李明博大統領(70)。中でも天皇陛下への謝罪要求については、日本のメディアで報道されない、耳を疑うトンデモ発言までしていたのである。もはや手がつけられない大暴走の狙いはいったい何なのか──。

 李大統領の竹島上陸に端を発した、韓国の日本攻撃。大統領は畳みかけるように天皇訪韓の話題に触れ、

「(日本の植民地支配からの)独立運動をして亡くなった方々を訪ねて、心から謝罪するなら来なさい」

 と、これ以上ない高飛車かつ侮辱的な発言をしたのだった。そもそも天皇の訪韓計画はまったく存在しない。

 この世紀の大暴言は8月14日、韓国教員大学で李大統領が講演を行った際に出たものだった。天皇陛下に対する謝罪要求だけでも非礼極まる暴挙だが、実は李大統領はもう一つとんでもない言葉を吐き、それが公式発言録から消されていたのである。

 韓国の中堅メディア「ソウル新聞」は、衝撃の事実をこう報じている。

〈李大統領が連日、外交上の慣例を超える強硬発言をしており、その背景に関心が集まっている。(中略)李大統領は「天皇がひざまずいて謝らなければならない」という表現を使ったことがわかった。(中略)日本の植民地支配については、忘れることはできず、追及すべきことは追及すべきだ、と声を高めた〉

 韓国では、反日団体などが日常的に天皇批判運動を展開している土壌がある。背中に「天皇」と書いた紙を貼りつけた人物が、韓国国旗に向かって路上で土下座するパフォーマンスなどは、ネット上の動画サイトでも容易に閲覧が可能だ。ひざまずくというのはすなわち、天皇への「土下座謝罪」要求にほかならない。

 先頃「反日の正体」(文芸社文庫)を上梓したばかりのジャーナリストの西村幸祐氏は言う。

「ひざまずく・・・・これは儒教の国・韓国では、罪人にさせる行為です。その際、太腿と両足首を縛り、市中引き回しをします。さらに『朝鮮日報』でも、〈1970年12月、西ドイツのブラント首相がポーランドを訪れた際、ユダヤ人犠牲者慰霊碑に献花し、膝をついて謝罪した。日本もこの事実を思い起こすべきだ。天皇は決して神聖不可侵ではない〉などと、大統領発言を追認する始末です」

 この天皇への非礼に対し、野田佳彦総理(55)は8月17日、李大統領に親書を送った。大統領の竹島上陸や天皇への謝罪要求に抗議すると同時に、竹島の領有権問題を国際司法裁判所に共同提訴する提案が書かれたものである。提訴には双方の合意が必要だからだ。そして23日の衆院予算委員会では、天皇に関する発言について、

「相当、常識から逸脱していて理解に苦しむ。謝罪と撤回をすべきだ」

 と李大統領に逆謝罪を要求し、反撃に出た。ここから泥仕合の様相を濃くしていくことになる。

 韓国は、この野田親書受け取り拒否を決定。政治部デスクが解説する。

「親書の『島根県の竹島に上陸』という表現に、李大統領が『それはどこだ。そんなところに行ったことはない』と激高。日本としては韓国名の『独島』などと書くわけにはいかないから当然の表現なんですけどね。さらに韓国は、『受け取る前に日本政府がメディアに発表した』と反発した」

 23日夕方、在日韓国大使館員が、親書が入っていると思われるブリーフケースを持って外務省を訪れたが、「アポなし」だったこともあり、外務省は構内立ち入りを断って正門前で追い返し、親書返却を拒否した。これは玄葉光一郎外相(48)の指示だったという。

 

伏線は昨年の首脳会談に・・・

 前出・西村氏は言う。

「親書の突き返し行為は簡単に言うと、宣戦布告以上のものですね。まさに常軌を逸しています。韓国は、日本が中身を事前公表したと言って怒っていますが、全部を公開したわけではなく、親書の趣旨をマスコミに説明しただけで、これはよくあることです。外務省に来た韓国大使館員を追い払ったのも当然のこと。アポなしなんてありえないし、そもそも大使が親書を持ってくるならまだしも、参事官という職員が来たわけでしょ。日本をバカにしていますよ」

 さらに韓国特派員も、こう言ってアキレ返るのだ。

「総理の親書を突き返すなど前代未聞のことで、通常ありえないし、聞いたことがない。非礼の極致、国交断絶級の行為と言えますが、親書を受け取れば、竹島に領土問題が存在することを認めることになる。かつて盧武鉉前大統領が日本の記者に竹島問題について質問され、『竹島は・・・・』と答えてしまい、大問題になったことがあります。言葉ひとつとっても、韓国内では厳しい反応がある。だから今、『日本の言うことには聞く耳を持たない。一歩も引かないんだ』という姿勢を示すための行動だったわけです。韓国は外交的に一線を越えてしまった。もう引くに引けない状況になっているんです。両国の関係悪化は、行くところまで行くでしょう」

 外務省で門前払いを食らった韓国は即日、親書を書留郵便で外務省に郵送。徹底抗戦の構えを見せた。

「友好国」であったはずの韓国が、突然の猛攻撃を仕掛けてきたのはなぜなのか。前出・韓国特派員は、慰安婦問題が原因だったと説明するのだ。

「昨年12月、野田総理と李大統領が、京都で首脳会談を行いました。その席で李大統領は従軍慰安婦問題に触れ、『誠意を見せてほしい』と要望。ところが、その後、これといった反応がない。それなら・・・・と、強攻策に出たのです。韓国の日本大使館前では毎週水曜日に慰安婦問題の集会が開かれ、『謝罪しろ、賠償しろ』と抗議団体が叫んでいます。もう1000回以上はやっている。大使館前の公道には、慰安婦像まで建てられました。韓国は『謝罪していない』と言いますが、実際は謝罪し、もう解決済みの話。李大統領の言い分は『俺には謝罪していない』というムチャクチャなものですよ」

 韓国では12月に大統領選挙が予定されているが、これも日本攻撃の一因となっているという。

「韓国国内は今、緊張状態にあります。李大統領の実兄や秘書が汚職事件で逮捕されるなど、選挙を控え、李政権の支持率はどうしようもない状態になっていました。そこで、支持率を少しでも回復させ、与党であるセヌリ党の次期大統領候補者を選挙で勝たせるべく、日本を悪者に仕立て上げる手法に打って出た。韓国の中央日報によれば、竹島上陸騒動以降、政権支持率は9%上がり、目的はある程度、達成したことになります」(前出・韓国特派員)

 自政権の窮状打破に日本を利用する姑息な手口。支持率は回復する一方で、「これは政治パフォーマンス」と、冷静に見ている韓国国民も多いというが・・・・。

 非礼、侮辱の限りを尽くす李大統領に、これ以上ナメられないためにも、

「野田総理は、韓国がいかに異常かというメッセージを、世界に向けて発信しなければなりません」(前出・西村氏)

 弱腰対応は韓国をますます増長させるだけだからだ。

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