スポーツ

12球団の「ヤング侍」汗と涙のブレイク秘話(8)

西武 秋山 「マー君や坂本に絶対負けたくない!」
オリックス 川端 オールドルーキーは「けん玉がボクの基礎」

 新戦力に投手が多い中、打の新スターが生まれた2球団。黄金世代の逸材と遅咲きの安打製造機だ。

「西武の秋山」といえば、現ソフトバンク監督の秋山幸二(50)を思い浮かべるのが普通だろう。しかし、同じ西武で強肩巧打の外野手「秋山」が誕生した。パンチ力こそ及ばないが、秋山翔吾(24)は偉大な先輩の正統後継者となりつつある。

 ルーキーイヤーとなった昨年、秋山はいきなり110試合に出場。首脳陣からの期待の高さがうかがえたが、打率は2割3分台と、一級品とは呼べなかった。

「それもあり、秋山は秋季キャンプでチームトップ級の練習量をこなしました。『同い年のライバルに負けたくない』という強い思いです」(スポーツ紙デスク)

 田中将大、坂本勇人、前田健太‥‥超一流となった同い年の選手たちの活躍が、秋山の闘争心に火をつけたのだ。この負けん気の強さで、近い日に「西武の秋山」の称号をモノにすることだろう。

 オリックスの新人王候補、川端崇義は27歳の“オールドルーキー”。これまで何度もドラフト候補に名前があがりながら指名を見送られてきた経緯がある。

「オリックスに拾ってもらったという思いが強く、全ての打席が人生の勝負だと自分に言い聞かせながらプレーしているそうです」(前出・デスク)

 即戦力としての見込みがあったからこそ、“27歳のルーキー”を獲得したのだろう。とはいえ、本人とすれば1年目から崖っぷちの状態。そんなあとがない状況の中、期待以上の数字を残した。打てる球を確実に見極め、逃さずに打つという集中力の高さは、小学3年生から始めたけん玉によって磨かれたと本人は言う。

「けん玉は膝を柔らかく使うことも重要。膝の使い方は、バッティングに通じるんです」

 来季はオリックス再生のキーマンとなりそうだ。

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