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記事全文を読む→関東地方1都6県で唯一夏の甲子園「全国制覇」経験がない県とは?
こう問われて即座に正解が出せる人はかなりの高校野球通である。正解は「埼玉県」。
埼玉県勢といえば、春の選抜では13年第85回大会で浦和学院が優勝しているが、実はこれは選抜史上でもまだ2回目のことなのである(最初の優勝は68年第40回大会での大宮工)。夏の選手権に至っては51年第33回大会での熊谷と93年第75回大会での春日部共栄と過去2回の準優勝はあるものの、いまだ優勝したことがない。浦和学院を筆頭に数多くの強豪校がひしめいているだけに意外な事実と言えよう。
ちなみに夏の甲子園優勝を経験しているのは27の都道府県だが、最高成績が準優勝止まりの県は埼玉県の他に11県。北から順に東北地方は青森県(八戸学院光星2回、三沢1回)、秋田県(秋田1回)、宮城県(仙台育英2回、東北1回)、福島県(磐城1回)の4県、北信越地方は新潟県(日本文理1回)、石川県(星稜1回)の2県。近畿地方は滋賀県のみ(近江1回)で、中国地方も岡山県だけである(岡山理大付1回)。そして九州地方は熊本県(熊本工3回)と宮崎県(延岡学園1回)と鹿児島県(樟南1回)の3県。とはいえ、これらの準優勝止まりの県のうち、今大会で優勝候補に推されている出場校も当然ある。埼玉県の花咲徳栄と熊本県の秀岳館の2校だ。花咲徳栄は3番を打つ西川とエース・清水がプロ注目の逸材。秀岳館は昨年春夏、そして今年の春と3季連続のベスト4進出を果たしていて、最速148キロ左腕の川端と控えの左腕田浦が強力な存在だ。
この両チームに期待したいところだが、思わぬ伏兵が活躍するのもまた甲子園。銀メダルしかない故郷へ初の優勝を持ち帰るチームが現れるのか、注目したい。
(高校野球評論家・上杉純也)=敬称略=
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