先月20日に発生したイスラム国による邦人拘束・殺害事件。期限の72時間を過ぎた24日夜、ネットにアップされたのは、殺害された湯川遥菜氏の写真を後藤健二氏が持つ動画だった。イスラム過激派によって日本人が巻き込まれ死亡したケースは、04年のイラ...
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イスラム過激派が世界に匕首を突きつけている。とりわけ今月7日にパリで起きた仏紙「シャルリー・エブド」テロ事件は世界を揺るがせた。あの事件はフランスが舞台だったが、日本も無縁ではなかった。なぜなら、あの事件の本質は「表現の自由」に関わる問題だ...
記事全文を読む→1月9日、元朝日新聞記者の植村隆氏が、週刊文春と東京基督教大学の西岡力教授を名誉毀損で訴えた。その記者会見は、何とも苦さが残るものだった。植村氏は長く朝日の従軍慰安婦問題の一翼を担ってきた人物だ。1991年に2度朝鮮人従軍慰安婦の記事を執筆...
記事全文を読む→〈何となく、今年はよい事あるごとし元日の朝、晴れて風無し〉かつて石川啄木はそう新春を詠んだ。今年元旦の東京も天気は悪くはなかったが、新聞各紙の視界は良好とは言いがたかった。年明けから2週間以上がたつが、元日号の新聞を比較してみよう。元旦は各...
記事全文を読む→特別国会が14年12月24日召集された。選挙から特別国会まで大きな動静はなく、年明けの通常国会の施政方針演説まではいわば「空白期間」。総理は「4カ月ぶりのゴルフをエンジョイ」(毎日)したり、三越で開かれていた「報道写真展を鑑賞」(産経)した...
記事全文を読む→いったいこの選挙は何の意味があったのか──。選挙結果を見ながら、そう考え込んでしまったムキも少なくないだろう。先週行われた総選挙、自民・公明で326議席、公示前と比べて2議席増という与党の勝利で終わった。議席数で大勝とはいえ、内実は公明が4...
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