芸能
Posted on 2018年11月03日 17:57

ビートたけしの名言集「弟子のライブにシークレット出演する殿」

2018年11月03日 17:57

「それ、1曲2万で歌いに行ってもいいぞ」

 先日、殿の楽屋に兄弟子のグレート義太夫さんが、「殿、今年のクリスマスに、殿の歌をみんなで歌う音楽のライブをやるんですが、殿の歌を歌っていいですか?」と、まず断られることのない確認をしに来ると、殿は二つ返事で、「おう、好きにやってくれよ」と、予想どおりのOKを出した後、冒頭の発言を返したのです。

 この時、横にいたわたくしはすぐさま、「2万! 安い! 殿、2万2000円出しますので、わたくしの独演会で歌ってください!」と、つい兄さんの義太夫さんを飛び越えて、自分のライブに誘ってしまいました。

 で、殿は弟子から“いついつ、どこどこで、こういったライブをやります”的な報告を受けると、芸人の血が騒ぐのか、いつだって「おい、それ何曜日だ?」とか「おい、何時までやってんだ?」等々、“もし空いてたら、顔出してやるよ”的発言を放り込み、弟子たちをワクワクさせます。

 もちろん、恐ろしく多忙な殿ですから、なかなか出演までには至りませんが、過去、シークレット的に弟子のライブに飛び入りしたことは何度かあり、中でも一番すごかったのが、こちらの連載でも何度か書いている、キャパ50人程の小さな劇場で開催した、わたくしの漫才コンビ時代の独演会で、何の前触れもなくビートきよしさんを連れてやってきた殿が、ツービートとして、前説という形で漫才を披露した夜です。いきなり登場したツービートに観客が驚き、悲鳴にも似た歓声を上げ、劇場が揺れた光景が今でもはっきりと脳裏に焼きついています。

 ちなみにこの日のツービートは、この日のためだけに作った新ネタを7分程披露してくれました。

 他にも、義太夫さんが開催した落語会にて、突然登場しては落語を披露し、会場をドッと沸かせた夜もありました。とにかく殿は、“舞台に立つ”“生の客前に出る”ことに常に意欲的で、芸人たるもの、どんなにテレビに出ようと、“いくつになっても、舞台の上で勝負しなければダメだ”といった考えをはっきりと持っています。

 ですから、弟子のライブに出るだけでは飽き足らず、3年程前から、ご自身の「たけし単独ライブ」を立ち上げ、忙しい間を縫って、客前に立っているのです。そんな殿に、毎年やっている、わたくしの独演会の報告をする時、決まってかますボケが「殿、前説の枠が空いてますが、ギャラ2000円のとっぱらいでいかがですか?」です。すると殿は、

「うん。行きたいのは山々だけど、司法試験の勉強があるから、今回は遠慮しとくわ」

 とか、

「それ、3000円にならない? だったら行ってもいいけどな」

 とか、しっかりとノッて返してくれます。で、今年も12月2日、浅草東洋館にて「アル北郷・独演会その5」を開催いたします。また、殿を前説に誘ってみようかと思います。

ビートたけしが責任編集長を務める有料ネットマガジン「お笑いKGB」好評配信中!

http://www.owarai-kgb.jp/

◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年03月16日 14:00

    阪神ファンゆえに、イジメにあう。そんな子供時代を過ごしたのは、タレントの千秋だ。今でこそ猛烈な阪神ファンのタレントとしての地位を築いているが、そこに至るまでにはツライ体験があったという。それは3月14日の「せやねん!」(MBSテレビ)で、W...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年03月17日 16:30

    毎年ホワイトデーにオリコンニュースから発表される「男性が選ぶ恋人にしたい有名人ランキング」。19回目となる今年の1位に輝いたのは、吉岡里帆だった。5年連続1位獲得により、吉岡は今回で「殿堂入り」となった。庇護欲をくすぐる困り顔、柔らかそうに...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年03月18日 07:15

    小栗旬が年内公開の日米合作映画「バッド・ルーテナント:トウキョウ」で、ハリウッド女優リリー・ジェームズとダブル主演する。同作は1992年の「第45回カンヌ国際映画祭」で話題になった映画「バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト」(アベ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/3/17発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク