芸能
Posted on 2019年10月29日 16:00

誰からも愛された八千草薫に、まさかの「山口百恵との“絶縁”」とは?

2019年10月29日 16:00

 10月24日、膵臓がんにより88歳で亡くなった国民的女優・八千草薫は、宝塚歌劇団の娘役時代から、年代に合わせて役柄を変化させてきた。唯一、変わらないのは「気品あふれる存在感」であった。

 追悼報道でも代表作として語られることが多かったのは、初めて不貞妻を演じた山田太一脚本の「岸辺のアルバム」(77年、TBS系)だが、その2年前に衝撃の事件が起きていた。山口百恵と三浦友和のゴールデンコンビの第1作「赤い疑惑」(75年、TBS系)でのことだ。

 百恵は不慮の放射線事故にあい、白血病となって短い生涯を終える役。それを支える恋人(実は異母兄妹)が友和で、百恵の両親が宇津井健と八千草薫となっていた。ところが、八千草は6話を終えたところで異例の緊急降板。その理由を、友和の母親役で出演していた原知佐子がのちに明かしている。

「当時の百恵ちゃんのスケジュールが分刻みで、それに合わせて深夜や早朝のスタートということも多かったの」

 さらに、現在のマルチアングル(同じシーンを別角度からも撮る手法)では考えられないが、百恵に向かって宇津井健が語りかける場面などでは、カメラは百恵の背中側からに固定。後ろ姿の百恵は体格が似た女性が“影武者”で演じ、百恵の顔のアップだけ別撮りしていたという。

 八千草はこうした撮影手法に耐えきれず、降板を申し出た。翌76年の「赤い運命」では、黒澤明作品でも知られる名優・志村喬が同じように途中降板している。百恵自身には罪はないが、改めて八千草薫の「女優としての矜持」を思い起こさせる。

(石田伸也)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年07月27日 11:00

    二転三転したサッカー日本代表の次期監督問題、どうもスッキリしないのはなぜか。日本サッカー協会(JFA)は北中米W杯で指揮を執った森保一監督を、来年1月に開幕するアジアカップ(2027年1月7日から2月5日・サウジアラビア))まで続投させるこ...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年07月28日 14:30

    中日ドラゴンズの元投手で、タレントなどで活躍した板東英二さんが7月22日に慢性心不全のため死去していたと、7月28日に公式サイトで発表した。86歳だった。1940年4月生まれ、満州出身で戦後は徳島県で育った。徳島商時代にエース投手でプレーし...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年07月29日 11:30

    コロラド・ロッキーズの菅野智之が「夏の主役」となりそうだ。メジャーリーグ各球団が期限ギリギリになると、駆け込みトレードを次々と成立させている。優勝争いから脱落したチームが主力選手を手放し、その見返りとして将来性の高い若手選手を複数人もらう。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/7/21発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク