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Posted on 2025年08月21日 18:15

24年ぶり復活!ホンダ「プレリュード」新型は令和の「デートカー」積めて眠れる万能クーペだ

2025年08月21日 18:15

 クーペに再び光が当たり始めた。SUVが全盛の今、24年ぶりに復活するホンダの「プレリュード」新型(9月発売予定)は、走りの楽しさに加え、“実用性”まで備えて復活した。大きく開くリアハッチや5:5分割可倒式の後席を採用し、「積める」ことをしっかり押さえたのが特徴だ。

 実は、この合理的な発想はプレリュードの伝統ともつながっている。かつて同車には、運転席から助手席を倒せる「スケベレバー」と呼ばれる仕掛けがあり、ドライブデートを演出する粋な工夫が話題となった。新型が受け継いだのは、その“気の利いたユーティリティ精神”だ。

 たとえばドライブの帰り道。リアゲートを開け、後席を倒してフラットに近い面をつくる。厚さ5~8cmのインフレータブルマットと段差解消クッションを敷けば、まずは大人1人の車中泊・仮眠に十分。荷物は助手席足元や床下へ集約し、遮光サンシェードとウインドーバグネットで目隠しと換気も整う。
 
 2人で横になるなら、さらに助手席を前方へ逃がし、空いたスペースをマットで埋めつつ、荷物は前席下や床下へまとめて就寝面を確保する。あくまでも広さは控えめなため、体格によって快適性は左右するが、むしろパートナーと自然に身を寄せ合えるほどよい“密着距離”が生まれる。

 荷室の使い勝手も抜かりない。後席を倒せば大きめの旅行用のハードケース2個を収容。分割可倒式の背もたれを倒せば、ゴルフバッグ2セット、さらには純正サイズの19インチタイヤ4本まで飲み込む懐の深さだ。フロアボードは折り畳んで固定できて小物が転がりにくく、荷室側面のスリットに装着する折り畳み式パーセルカバーやフック類など、細部の配慮も行き届く。
 
 惜しまれるのは、旅情を高める電動サンルーフが未設定な点。夜空を眺めながら過ごすには相性抜群のだけに、今後の拡張に期待したい。とはいえ、走行性能と“展開力+仮眠性”を両立させたこのクーペは、往年の“デートカー”の魅力を令和流にアップデートした存在といえる。

 スタイリッシュに走り、自由に旅するためのリアルな選択肢。令和の「デートカー」と呼ぶにふさわしい再誕だ。

(ケン高田)

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