社会

6年ぶり全刷新のホンダ「N-BOX」を初代ユーザーがリピート買いする「ドル箱状態」

 先ごろホンダの人気軽自動車「N-BOX」が発売された。通算3代目となる新型の登場を待ち侘びたファンがさっそくディーラーに駆け込んだというが、時すでに遅し。予約台数は9月末時点で2万台に達しているとのことで、これから注文すると納車まで2~3カ月程度かかるという。

 自動車ライターが語る。

「『N-BOX』の先行予約は8月7日に始まっており、新型を狙っていた人は当日、販売店のオープンと同時に駆け込んで注文しています。新型はノーマルとカスタムの2種類がありますが、カスタムが約75%を占めているという。またターボとNA(自然吸気)の比率はほぼ同じですが、若干NAが多いようですね。約8割が2WDを選んでいるので、もしかしたら、この辺りの仕様をあえて逆にすれば、若干納期が早まるかもしれません」

 NーBOXのこれまでの累計販売台数は240万台にのぼり、軽自動車の「絶対的王者」と呼ばれてきた。初代は2011年から17年まで生産され、二代目も登場してからすでに6年が経っている。これらに乗っているユーザーの多くがリピーターになる可能性を考えれば、まさにホンダにとってはドル箱の車といえるだろう。

 もっとも、懸念点がないわけでもない。

「物価高騰の煽りを受け販売価格は上昇しており、カスタムにオプションをなどを盛っていくと、乗り出し価格は300万円近くになるケースもある。また既存のユーザーを意識したためデザインに目新しさがなく、個性という点では明らかに見劣りします。さらに街に溢れているため『カブり』は避けられないでしょう。ただ、それでも多くのユーザーの心を掴んで離さないのですから大したものです」(前出・自動車ライター)

 かつてF-1を席巻したホンダには「スポーツカー」のイメージが強いが、現在は国内で販売される車の4割がN-BOXだという。新型がコケればシャレにならないだけに、力の入ったモデルになっていることだろう。

(ケン高田)

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