芸能

テリー伊藤対談「日本エレキテル連合」(1)ドン底生活から“笑点”出演へ

20141127y

●ゲスト:日本エレキテル連合(にほん・えれきてる・れんごう) [右]中野聡子(なかの・そうこ)1983年生まれ、愛媛県出身。ネタ作りを担当。[左]橋本小雪(はしもと・こゆき)1984年生まれ、兵庫県出身。ネタ作り以外を担当、家事や中野の世話をこなす。08年結成。「いいじゃ~ないの」と、モテない中年男性の「細貝さん(中野)」と、それに対し「ダメよ~、ダメダメ」と応える「朱美ちゃん3号(橋本)」のキャラで今年大ブレイクを果たした。

 奇抜なメイクと強烈なキャラが織り成すコントで老若男女の心を捉えた日本エレキテル連合。「ダメよ~、ダメダメ」のセリフが有名だが、持ちネタは100本、衣装や小道具のこだわりは他の追随を許さない本格派芸人だ。「日本の芸能史に残る!」と、天才テリーも大絶賛の秘話をご開帳してくれた!

テリー テレビではほとんどいつも「朱美〈あけみ〉ちゃん」と「細貝さん」のメイクだけど、素顔で出るっていう気分はどうなの?

中野 メイクをして他人になっているほうが、自分が本当に思っていることを言える気がします。素顔のほうが、逆に猫かぶっちゃいますね。

橋本 いつもコントの格好で出ることが多いので、自分たちの素で出る時は普通のメイクをちゃんとしておかないと、逆に汚いかなって。白塗りよりも、だいぶ丁寧にやってます

テリー 大ブレイクしたよね。いつ頃からだった?

中野 今年の7~8月ぐらいから、ちょっと周りの様子がおかしいなっていう感じになって。

橋本 今日も前に幼稚園児の集団がいたんですよ。みんな「ダメよ~、ダメダメ!」って言いながら歩いていて。ちょっと怖いと思いました。

テリー ハロウィンの日も、街に朱美ちゃんと細貝さんがいっぱい歩いてたよ。

中野 そうなんですよ。ほんとにタワケがいっぱいいて。

橋本 「タワケ」って言うな(笑)。

テリー 「笑点」に出た時も、過去3年間で最高の視聴率だったんでしょう(10月5日放送、関東地区で23.3%を記録)。あれはどう思った?

中野 今まででいちばん感動したライブでした。お笑いを純粋に見に来ている、色眼鏡をかけてないお客様がいっぱいいて。「『ダメよ~、ダメダメ』、待ってました!」じゃなくて、自分たちが狙った「おじさんの哀愁」とか、もともとの設定のバカバカしさで笑ってくれて、うれしかったですね。

テリー 去年の今頃はどんな状況だったの?

中野 芸人生活でいちばんつらかった時ですね。冬支度をしないといけないんですけど、電気、ガス、水道、電話が毎月止まるっていう。

橋本 仕事もライブぐらいしかなくて、ホントに貧乏でした。

テリー 電気、ガス、水道のうち、何が止まるのがいちばんつらい?

中野 水道。ガスが通っても、水が出ないと意味がないので。

テリー そりゃそうだよな。電気は?

中野 電気はローソクとかで何とでもなります。

橋本 朝が来て昼になれば明るくなるし。

テリー 寒かったんじゃないの?

中野 衣装にフェイクファーがいっぱいあったので、それを着てました。足にも上着をはいて。

テリー 2人で抱き合ってたの?

橋本 それはないです。

中野 人肌は恋しかったですけど、さすがにこの2人ではなかったです。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
DeNA大型新人・渡会隆輝「とうとう2軍落ち」に球団内で出ていた「別の意見」
2
「趣味でUber Eats配達員をやってる」オードリー若林正恭に「必死の生活者」が感じること
3
桑田真澄に「偉業を全て盗まれた」同級生の元バッテリー捕手が明かす「ほとんど完全試合」時代
4
「3Aで最多安打記録」巨人に新加入の外国人ヘルナンデスに「超不吉なデータ」
5
ラモス瑠偉「W杯惨敗サッカー日本代表コキ下ろし」に抗議電話15万5000件/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」