社会
Posted on 2024年03月04日 09:58

人前ではとても口にできない…鉄道ファンに「残念な愛称」で呼ばれる路線3選

2024年03月04日 09:58

 鉄道路線には正式名称のほかに、愛称がついていることが多い。山形県を走るJR左沢線(あてらざわせん)は「フルーツライン」、茨城のJR水郡線は「奥久慈清流ライン」と、乗りたくなるような素敵な名前がついている。

 だが、鉄道会社がつけたこれらの正式な愛称と違い、自然発生的に誕生し、鉄道好きが使う愛称には、とても人前では口にできないものもある。

 そのひとつが「東武アーバンパークライン」。もともとは「東武野田線」だったが、2014年にこの愛称がつくと、今ではアーバンパークラインが正式名称のような扱いになり、車両には「TOBU URBAN PARK LINE」と表記されている(写真)。

 そんなアーバンパークラインを鉄道ファンは「アーパー線」と呼ぶ。「アーバン」と「パークライン」の頭を取って作られた略語だが、「アーパー」には「間抜け」という意味がある。すでに死語だが、50歳以上の人にはおなじみの言葉だ。

 JR横須賀線の愛称は「スカ線」。「ヨコスカ」の「スカ」なのだが、スカには「ハズレ」という意味があり、いい愛称とは言えない。

 最も問題なのは、千葉のJR久留里線(くるりせん)の愛称だろう。木更津駅と上総亀山駅を結ぶ、路線距離32.2キロの短いローカル線。地元では「パー線」と呼ばれている。久留里線がなぜ「パー」なのか諸説あるが、鉄道ライターによると、

「地元では『くるりからくるくる…で、パー線になった』と言われています。また久留里線のマナーの悪い利用客を『くるくる…だ』と批判したことから呼ぶようになった、という説もあるそうです。『パー』はあまり口に出していうのような言葉ではありませんが、木更津周辺ではよく使われていいます。高校生たちは3時台に1本ある下り列車を『3時パー』、4時台であれば『4時パー』と呼んでいます」

 今の愛称が全てダメというわけではないが、もっと素敵な名前になってほしい。

(海野久泰)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク