芸能

闇に葬られた「放送禁止」作品(3)若手だった笑福亭鶴瓶がトンデモナイ暴挙に!

 まさか、そんな日が来るとは夢にも思わなかっただろう。スタッフも出演者も心血をそそいで作り上げた映像が、思いがけないそれぞれの理由で「放送禁止」に認定される──。そんな闇の歴史を、映画やドラマだけでなく、アニメもバラエティも含めて大公開!

「トップキャスター」(2006年、フジテレビ系)

 天海祐希の月9初主演作で、敏腕のニュースキャスターに扮している。第3話で「地獄に堕ちるわよ」が決めセリフで、すぐに「改名したほうがいい」と強迫するインチキ占い師を糾弾したが、どう考えても細木数子そのもの。本人から猛抗議を受け、フジテレビは平謝り。さらに、再放送やDVD化では欠番にすることを誓約した。

「悪魔のKISS」(1993年、フジテレビ系)

 今では考えられないが、夜9時台の地上波ドラマで堂々と見せたバストの頂上。まだ無名だった常盤貴子がカード地獄でピンク嬢に転身する女子大生を演じ、一躍、人気女優の仲間入り。豊かなバストを寺脇康文に揉みしだかれるシーンはお宝映像となったが、所属事務所が版権を買い取ったため、再放送もソフト化も実現しないまま。

「西部警察2003」(03年、テレビ朝日系)

 今では考えられない派手な爆破シーンなどで、80年代に大人気となった刑事ドラマ。84年の放送終了から19年後にスペシャルドラマ、さらに連続ドラマの復活が発表される。そのロケで石原軍団の池田努が運転を誤り、見物人に突っ込んで5人が負傷。社長の渡哲也は責任を取って放送中止を決め、ようやく1年後に日の目を見た。

「独占!男の時間」(75~77年、テレビ東京系)

 あき竹城の服を脱いでの踊り子ショーを見せるなど、徹底した艶っぽ路線で高視聴率を獲得。まだ若手だった笑福亭鶴瓶がレギュラーだったが、ここで早くも、代名詞となる「下半身を披露する」“事件”を起こした。さらに、降板に怒ってカメラにお尻の“菊”を押しつける暴挙に。以降、何十年もテレビ東京への出入り禁止を言い渡された。

「武蔵」(03年、NHK)

 市川海老蔵が新之助だった時代に大河ドラマの初主演を飾った。その初回放送の直後、11カ所ものシーンに「これは『七人の侍』のパクリ?」と指摘が入り、黒澤明の著作権を管理する黒澤プロから1億5400万円の賠償を求められる。裁判ではNHK側の勝利に終わったが、印象として大きなダメージを負うことになった。

「明日、ママがいない」(14年、日本テレビ系)

 芦田愛菜を筆頭に、天才子役たちがずらりと集結。かつて「家なき子」で安達祐実を社会現象にさせた野島伸司が脚本監修となり、期待値も高かったが、全国児童擁護施設協議会などから「視聴者の誤解と偏見を呼ぶ」と抗議される。放送自体が中断することはなかったが、番組スポンサー8社がCMを見合わせる緊迫の事態に発展した。

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