社会
Posted on 2018年07月26日 12:55

「裏社会専門」振り込め詐欺師の不敵手口(3)個人の携帯番号も記載

2018年07月26日 12:55

 こうした裏社会専門詐欺師が跋扈する背景に、「名簿流出」の可能性をあげるのは、ある独立系組織の組員だ。

「実際に私の知り合いが名前を使われて迷惑していました。やはり厄介なのは、実在する組織の幹部名を使っている点でしょう。ケツモチを持ちかける時に責任者の名前を出して『○○さんがヤキモチ焼いちゃうと困るんで内密にしておいてもらえませんか』と言われたら、内情を知る同業だと思い込んで、つい信用してしまうのも理解できます」

 詐欺師が組事務所の電話番号や組員の役職・氏名に通じているのも、名簿があれば腑に落ちる。

「最近は、ヤクザと詐欺グループの関係が密になり、警察などから追われて、ヤクザ組織に駆け込むヤカラも増えたと聞きます。そういう連中がこっそり名簿を盗みだし、みずからの詐欺の道具にしたり、情報屋に売ることは、十分に考えられます」(上野氏)

 名簿には、ヤクザ個人の携帯番号までもが記載されていることも珍しくない。

「携帯にもおかしな電話がかかってくるようで、注意を呼びかけている。『○○会の○○組長の紹介で、野球を張る(野球賭博の)窓口を紹介してほしい』と。そうして何人かの組員を介して実際に賭けるんだが、賭博の精算は“あと”が基本。『のんでもらえますか?』と電話で賭けるだけ賭けて、勝てば配当を受け取り、負ければ逃げる。昔からある詐欺だが、そういう電話がかかってきて、『もし本当に大幹部の紹介だったら』と思うと、ムゲには断れない」(二次団体幹部)

 ただでさえシノギに窮しがちな現状を考えれば、ヤクザ社会にとって看過できない大問題なのだが‥‥。

「義理人情に厚いヤクザほどポーンと大金を差し出してしまうもの。組織を抜けた人間が刑務所に入って、親分に手紙をよこすんです。『出所したらまた組に戻りたい』と。でも、それはハッタリで、組に戻ることはない。ウソだとわかっていても親分は何十万円という金をムショに送金する。それがヤクザなんです」(影野氏)

 ヤクザと詐欺師の攻防は今後も続きそうだ。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2013年11月26日 10:00

    11月8日、歌手・島倉千代子(享年75)が肝臓ガンで死去した。島倉といえば、演歌の王道を歩むように、その生き様は苦労の連続だった。中でも、莫大な借金返済で味わった地獄は理不尽極まりなかったようで──。島倉は、男を信じて手形の保証人となったせ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月28日 16:30

    バナナマンの日村勇紀が当面の間休養に専念すると、所属事務所ホリプロコムの公式サイトで発表した。今年に入ってから体調を崩すことが多く、医療機関を受診した結果、休養が必要との判断に至ったのだという。「心身の回復を第一に、コンディションを整えなが...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    スポーツ
    2026年05月07日 06:30

    ゴールデンウィークが明けても再起の見通しが立たず、長すぎる空白期間を過ごしているのは、左内腹斜筋肉離れでリハビリ中のヤクルト・山田哲人内野手である。沖縄・浦添キャンプのシートノック中に脇腹の張りを訴え、戦線離脱。5月になっても打撃のひねり動...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/5/12発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク