芸能

野性爆弾くっきー、「42歳の遅咲きブレイク」の裏にあった“意外すぎる理由”

 2018年上半期にバラエティーを席巻し、多忙な日々を過ごしたお笑い芸人・野性爆弾のくっきーだが、ブレイクまでにあまりの時間を要したのはなぜか。

 奇抜な特殊メイクと常識を超えた世界観、そして独特なタッチで描かれる絵画など、くっきーの武器を一言で説明することは決して容易な作業ではないが、世間がようやく彼に共鳴を覚えたのはここ半年から1年の間のことである。42歳にして、芸人キャリアにおける最初のブレイクを迎えたこの大柄な芸人は、吉本興業のNSC大阪13期生としてデビューし、同期にはブラックマヨネーズやチュートリアル、次長課長、そして後輩には今やゴールデン帯で司会を任されるフットボールアワーの後藤輝基もいる。

 同年代と比べ、明らかに出遅れた格好のくっきーだが、そこには彼が“自由にボケきれない”ほどに突き抜けた天然ボケの相方・ロッシーの存在があるという。テレビ誌ライターは言う。

「くっきーほどの個性派のボケをコンビとして有している場合、ツッコミはとにかく常識人で正統派な立場を保った方がベターでしょうが、肝心のロッシーは周囲が引くレベルの天然芸人であり、バラエティー番組などではくっきーのボケを放置することもしばしば。ただでさえ彼のボケは周囲には扱いづらいイロモノであるため、当のツッコミがロッシーではくっきーのボケは“打ちっぱなし”で終わってしまいます。それどころか、頻繁に発動するロッシーの天然発言をくっきーが突っ込んで訂正するという場面も珍しくなく、これでは野性爆弾自体がウリを明確にできないまま宙ぶらりんの状態になるのもうなずけます」

 そんな状況が打破されたのは、くっきーのボケに対し、“ロッシー以外のツッコミ芸人”が然るべき合いの手を打ち始めたことにあるようだ。

「かつてはお笑いコンビというのは2人そろっての出演が暗黙の鉄則でしたが、最近ではバラバラで活動する機会が増え、くっきーも“正統派なツッコミ芸人”から良質のツッコミを頂戴する機会が急増。それによってくっきーの世界観が存分に発揮され、続々と共鳴者が誕生したのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)

 中にはタカアンドトシやブラックマヨネーズなど、頑なにコンビとしての“セット出演”にこだわるペアも多いが、こと野性爆弾に関してはくっきーの突き抜けたボケをキチンとさばくことのできるツッコミが必要だったのだろう。あとはこの“くっきーブーム”を少しでも長続きさせることに注力するべきか。

(木村慎吾)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
4
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
5
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策