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天才テリー伊藤対談「伊沢拓司」(2)クイズよりデートの方が大事だよ!

テリー 伊沢さんは、何がきっかけでクイズにハマッたの。

伊沢 昔からテレビが好きで、スポーツ番組を見て選手の名前を覚えたりするのが好きだったので、もともと素養はあったのかもしれません。直接のきっかけは、中学の時に入ったクイズ研究部です。フットサル部の練習についていけなくてやめたあと、時間が余ったのでたまたま行ってみたら、すごく楽しくて。「これは天職だ!」と思いました。

テリー 中学で天職!? 何がそんなに楽しかったの。

伊沢 やってみるとクイズって、ただ知識をひけらかすものではなくて、体系的に知識を覚えなければいけないし、解答のスピードを競うスポーティーな部分もあるんだな、と。そこがすごく新鮮だったんです。

テリー 確かにボタンの早押しなんかは、反射神経とかスポーツ的な面があるかもね。ところで、その頃、クイズってそんなにはやっていたの。

伊沢 僕がクイズ研究会に入ったのは2007年で、その頃のクイズ番組といえば「(クイズ!)ヘキサゴン」くらいしかなくて、全然注目されていなかったんですよ。だから部員も8人しかいなくて、担任の先生に「クイズ研究部です、ハンコください」ってお願いに行くと、「そんな部があるのか?」みたいな扱いでした。

テリー フフフ、存在すら知られていないんだ。

伊沢 だから当時は部活を聞かれると恥ずかしくて、ついやめたフットサル部のほうを名乗っていました。

テリー 確かに昔はクイズって、なんかオタクっぽいというか、冴えないイメージがあったよなァ。

伊沢 でも、高校生の時に「全国高等学校クイズ選手権(高校生クイズ)」に出場して優勝したら‥‥。

テリー 学校の対応も変わったりした?

伊沢 それはもう露骨に変わりました(笑)。予算も急に下りるようになって、昼休みには校長室に呼ばれてケーキをごちそうになったりもしました。

テリー ハハハハハ、わかりやすい手のひら返しだ。

伊沢 あと、優勝した年の文化祭の来場者数が前年より1万人増えたんですよ。僕のところにも女の子がワッと来て、10人くらいから携帯のアドレスをもらったりしました。

テリー まあ、甲子園で優勝した高校球児みたいなものだと思えば理解できるよね。でも、クイズでそんなにモテるんだね。俺、そんな経験、一度もないよ。

伊沢 「高校生クイズ」は基本3人組で出場するんですが、僕たちのチームリーダーはけっこうイケメンで人気があったんですね。だから僕を経由して彼と知り合いたい、みたいな女の子も多かったと思うんですよ。

テリー 何言ってるの、伊沢さんも十分イケメンじゃない。しかし、そこまでいい目にあったら、1人くらいは連絡したんでしょう。

伊沢 はい(笑)。それが初めてのデートだったんですけれど、途中でその日、あるクイズ大会が開催されていることを思い出し、そのことがずっと気になり始めて、結局「ごめん、ちょっと用事があるから」と彼女に謝って、デートの途中でクイズ大会を見に行ってしまいました。

テリー 変なヤツだなァ。クイズより女の子とのキスのほうが絶対に大事だよ。

伊沢 ですよね。今思えば「なんであの時、あんなことを‥‥」なんて、後悔することばっかりです(笑)。

テリー まぁ、それほどクイズに夢中だった、ということなんだろうけどね。

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