芸能

「イッテQ!」の首位陥落は、日テレ天下にとって終わりの始まりなのか?

 大人気バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ)の首位陥落がテレビ業界をにぎわせている。2月24日放送回の視聴率は16.3%と相変わらず好調だったが、裏番組の「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)が16.4%と、わずか0.1ポイントの僅差ながら首位を奪取したのである。

「日本テレビは長年、視聴率3冠王を獲得し続けており、中でも『イッテQ!』はバラエティ部門の勢いを示す象徴的な番組でした。それがテレ朝に負けたということで、社内には大きな動揺が広がっています。しかも特番が相手ではなく、レギュラー放送で負けたのですから、明らかな力負けとなったわけです」(業界関係者)

 その「イッテQ!」では昨年5月20日に放送された「ラオスの橋祭り」にやらせ疑惑が発生。放送倫理・番組向上機構(BPO)で審議に入っており、今後、関係者のヒアリングなどが行われる予定だ。また、レギュラー出演者のNEWS・手越祐也は未成年女子との飲酒疑惑が持ち上がるなど、先行き不安の状態にある。そんな状態の番組に日テレではどんなテコ入れを行うのだろうか。

「実はテコ入れどころか放置状態になっているようです。というのも日テレのバラエティ部門では『イッテQ!』に関わっていた人物が幹部となっており、自分の実績でもある番組を批判するようなマネは避け、見て見ぬふりを決め込んでいるというのです。しかし視聴者は早くも『イッテQ!』離れの兆候を見せているのが現実。このままでは手遅れになる恐れもあり、いまがまさに“終わりの始まり”になっているのかもしれません」(前出・業界関係者)

 翌週の3月3日放送回では「イッテQ!」が人気企画を投入し、「ポツンと一軒家」を視聴率で大きく上回ったが、それでも、「イッテQ!」が、このまま、手をこまぬいているようでは、日テレの天下も危ういのかもしれない。

(浦山信一)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
JR東日本に続いて西と四国も!「列車内映像」使用NG拡大で「バスVS鉄道旅」番組はもう作れなくなる
2
【ボクシング】井上尚弥「3階級4団体統一は可能なのか」に畑山隆則の見解は「ヤバイんじゃないか」
3
これはアキレ返る!「水ダウ」手抜き企画は放送事故級の目に余るヒドさだった
4
舟木一夫「2年待ってくれと息子と約束した」/テリー伊藤対談(3)
5
リストラされる過去の遺物「芸能レポーター」井上公造が「じゅん散歩」に映り込んだのは本当に偶然なのか