国分よ、お前もか─。
日本テレビは6月20日、TOKIOの国分太一(50)がレギュラー出演する「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板すると発表した。過去にコンプライアンス上の問題行為が複数あったと認定したためである。
「20日の会見で日テレの福田博之社長は『プライバシー保護のため詳細は語れない。刑事告訴事案ではない』と、判で押したように繰り返し、被害者の存在はおろか問題の詳細を語ることを避けた。実は、当初は定例会見に出席する媒体のみにレクチャーする予定だったのです。ところが一部スポーツ紙が『会見を開く予定』と報道したことで、局内は朝から大混乱に陥ってオープン会見にせざるをえなくなった。会場には複数のユーチューバーが駆けつけ、会見を複雑化させたことで局員と揉める一幕まであった」(出席した芸能メディア関係者)
国分の不適切なふるまいは波紋をどんどん広げている。
現在、国分が出演するのはテレビ4本、ラジオ1本、CM4本(グループとしての出演を含む)。このうちラジオとテレビの複数番組は放送休止、差し替えなどの対応に迫られているのだ。
「テレビ各局は昨年12月に週刊誌報道を機に大炎上したフジテレビ、中居正広問題で一斉に出演者、スタッフ間のパワハラ、セクハラ問題を総点検しており、一部放送局を除いては“問題なし”と発表していた」(前出・芸能メディア関係者)
しかし時を同じくした年明け早々、小誌には国分が冠番組で女性トラブルを起こしていた疑惑の情報が寄せられていたのである。
舞台は08年からテレビ東京系で放送されている「男子ごはん」だという。
「同じ旧ジャニーズ事務所のタレントだった中居の問題で、世間はテレビ局とタレントとの関係性、ハラスメントには非常に厳しい目を向けるようになった。結果、同番組の元スタッフ間で当時すでに『次は国分が業界追放されるのではないか』と言われるようになったのです」(テレ東関係者)
国分が独身時代から“料理男子”をアピールするために立ち上げられた番組である。世間一般に国分のクリーンなイメージをアピールしてきたとも言える番組だったが‥‥。
「実は裏方として料理を手伝うアシスタントがいるのですが、国分の指示で『バストの大きな女性』限定で集められていたというのです」(前出・テレ東関係者)
それだけであればグレーゾーンだったかもしれないが、それ以上の要求があったとも─。
「収録からご機嫌な国分はその後、打ち上げと称した飲み会でも彼女たちの肌に触れるようなセクハラ行為に及んでいたといいます。そんな狼藉を嫌がって、これまで何人ものスタッフが番組から去っていた」(前出・テレ東関係者)
テレビ東京広報に問い合わせると、国分のセクハラ案件は「把握していない」という。その一方で、22日放送は番組の差し替えを発表。「男子ごはん」の番組存続、終了自体は決定していないが、国分が出演する「男子ごはん」が放送されることはもうないという。
かつてTOKIOの山口達也メンバーが強制わいせつ容疑という不祥事を起こした際、国分は復帰を願う彼を「そんな甘えた言葉は聞きたくなかった」と突き放してみせたが‥‥。
国分本人の口から甘えのない言葉での説明が待たれる。