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記事全文を読む→猫はなぜこんなに「カツオ」が大好きなのか…「強力なサインと嗅覚」そして聞き捨てならない「イエローファット」症状
今はまさに、さっぱりした赤身の「初カツオ」の季節。筆者はカツオを好んで食べるが、人間だけでなく、猫もカツオが大好きだ。
我が家には3匹の猫がおり、いずれも刺身用の3切れぐらいを焼いて、身をほぐしてあげている。焼いているとニオイで気が付き、ウロウロし始める。そしてバクバクと一気食いだ。
量販店などの猫の食べ物のコーナーには、カツオものが溢れている。缶詰、カリカリ、本カツオ使用の焼カツオ、カツオのちゅ~るも。品数の多さでは次に多いと思われるマグロを、かなり上回っているのではないか。
どうして猫は、こんなにカツオが好きなのか。こういう疑問は今やAIに聞いてみるのが手っ取り早い。すると答えはざっくり、こんな具合だった。
近年の研究では、猫は人間と同じように「旨み」を感じる受容体を持っていることがわかっている。カツオの旨み成分はイノシン酸など。これが「エネルギー源となるタンパク質がそこにある」という強力なサインになって、猫を惹きつける。猫は味覚よりも嗅覚が優先し、カツオのニオイに食欲を刺激されるのだという。
これは長年の日本の食習慣とも、深くかかわっている。日本人が昔からがカツオをタンパク源としたことから、共生する猫もカツオ好きになったのだと…。
まあ、もっともな話で、これくらいは想像がつく。意外だが、欧米ではカツオ、魚ではなく、肉を好む傾向が強いとか。猫の世界でも所変わればなんとやら、ということか。
食べ続けると体内の脂肪が変質して痛みやしこりの原因に
聞き捨てならないのはここからだ。食べ続けるとイエローファット(黄色脂肪症)という、体内の脂肪が変質して痛みやしこりの原因になるのだとか、ミネラル成分や塩分が高いため腎臓や尿管などに影響が出るという指摘だ。猫がかかりやすい病気は腎臓病だから、我が家の猫も心配になる。
3匹のうち体重が10キロ超の肥満体質、ガトーと名付けた猫は定期的に血液検査をして、腎臓病に関する数値をチェックしてもらっている。
もっとも、カツオの缶詰などの成分は塩分濃度が高くないし、生のカツオのはむしろ天然でフレッシュそのもの。これまたAI解説によれば「新鮮なものや低塩分なものをあげるといい」ということなので、我が家はこの理にかなっている。
問題は量だろう。もう少しセーブした方がいいのかな、と思うことがある。

ちなみに3匹とも、脂が乗った「戻りカツオ」はニオイを嗅いだだけで、フンという感じで食べない。戻りカツオは飼い主もあまり好きではないので、似てしまったのだろうか。それとも脂っぽいのが苦手なのか。
いずれにせよ、生を焼いたカツオは我が家の猫にとって、春先の楽しみなのだった。
(峯田淳/コラムニスト)
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