政治
Posted on 2013年04月24日 09:57

橋下VS朝日「仁義なき戦い」(3)朝日に勝って大局で負ける

2013年04月24日 09:57

 裁判に打って出れば、天下の耳目を集めようが、観戦しているこちらは何ともモヤモヤした気分にさせられる。

 老舗博徒組織の若手幹部はこう話す。

「橋下は筋の通らないことをしているからでしょう。我々の業界では、抗争の手打ちには仲裁人というものがいて、手打ちした件で抗争するのは、仲裁人の顔に泥を塗ることになるのでご法度です。カタギから見れば極端に思えるでしょうが、根底には日本人の美徳があると思うんです。つまり、一度水に流したことを蒸し返さないということです。橋下は『請求権を放棄したわけじゃない』とか言っていますが、カタギにもかっこ悪いと感じた人が多いんじゃないですかね」

 ネット上でも、橋下氏が半年前の出来事を蒸し返したことを批判する意見が多かった。それでも橋下氏が態度を変えることはない。

 4月10日の登庁時の囲み会見で、

「訴えたほうが、お互いすっきりするでしょう」

 と話し、怒りの表情を見せたのだ。

 前出・某広域組織3次団体組長が言う。

「朝日もどうかと思うが、橋下のケンカのしかたには品がない。結局は大局が見えてないんじゃねえか。局面で見れば、朝日側はまだまだ参っているわけだ。橋下はタイマンでマウントポジションとってる状態だ。なのに、あんな小さいことでさらにすごむってのは器が知れる。タイマンに勝っても大局で負ける場合もあるんだから。些細なことですぐカッとなって突っかかるなんて、頭の悪いチンピラと一緒だ」

 今夏の参院選で自公の過半数獲得阻止を目指す政党の代表である橋下氏。朝日とのケンカに勝ったところで、橋下氏の器量の小ささがクローズアップされては、参院選に悪い影響を与えかねないのだ。

 元ヤクザ組長で作家の石原伸司氏はこう話す。

「ヤクザ社会に限らず、一般社会でも、人の上に立つ人間にはそれなりの度量が求められる。大親分なら今回の朝日の記事ぐらいには『バカヤロウ』と言いながら、ニヤリと笑うぐらいの余裕がないとダメ。つまり、橋下氏も笑って許してやるべきだった。彼の教育改革の志を高く買っていた私もさすがにガックリしていますよ。何だか、最近では党内の老練な国会議員連中とソリが合わないのか、何度もケンカしているでしょう。今度は、党内分裂と書いたマスコミに対して『意見が分かれるのは当然』とか抗弁する。そういうのを見聞きするたびに、私みたいな単純な男は、『橋下よ、お前はそんなにケツの穴が小さい男だったのか。それじゃ、クソもひねり出せねぇぞ』って思えてくるんですよ(笑)」

 もう1人の共同代表から盛んに参院選出馬を促されている橋下氏。もちろん、これだけの知名度があれば当選はするだろう。でも、国会議員になってケンカばかりしていると、「国会中継の視聴率まで下げた」と書かれかねないですぞ。

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