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記事全文を読む→橋下VS朝日「仁義なき戦い」(1)橋下氏は「詰めが甘かった」
“手打ち”したはずの“抗争”が再び火蓋を切った。多くの血が流され、銃弾が飛び交う事態に発展する‥‥わけがない。何せ政党の共同代表と週刊誌のケンカなのだから。とはいえ、どうにも血の気が多い政治家のほうは矛を収める気配すらない。はたして、このバトルを“本職”の人間たちはどう裁くのか!
「アイツは自分のことを『被害者』と言うてんのやろう。人権侵害問題となれば、世間の皆さんも味方になってくれる。そんな計算が先に立っているんと違うか。賢い橋下サンらしいやないか。でもな、今回の一件はどう考えても、アイツの詰めが甘かったのが原因やろう」
こう話すのは、斯界では武闘派として知られる広域組織系ベテラン組長だ。いわば、ケンカのプロである。
その“本職”の人間が「甘い」と一喝するのが、大阪市長にして日本維新の会共同代表の橋下徹氏(43)である。常に敵を見つけてはこっぴどく言いくるめる。そんな橋下氏のケンカ上等の政治姿勢は、今や日本中を夢中にさせている。
ところが、プロから見れば「甘い」のである。そう指摘されるのは、「朝日新聞グループ」とのケンカだ。
4月6日、橋下氏は主戦場とするツイッターに、こんなつぶやきをした。
〈しかし週刊朝日も頭が悪いと言うか常識がないと言うか。(中略)自分たちは重大な人権侵害をやったにもかかわらず、半年やそこらでもう忘れているようだ〉
そこに、1つの記事を掲げていた。週刊朝日4月12日号に掲載された「石原慎太郎代表の復帰と賞味期限切れで焦る橋下市長」という記事。バラエティ番組に出演した橋下氏をとらえて、昨今の不人気に焦っているためだという内容だ。
この記事に対して、橋下氏が怒り心頭なわけではない。週刊朝日は昨年10月26日号で、橋下氏の出自に関する連載を開始。ところが、その直後に週刊朝日は橋下氏に謝罪して、連載を取りやめた。当時の編集長は更迭され、朝日新聞出版の社長も引責辞任している。
橋下氏にしてみれば、半年前に平謝りした週刊朝日が、〈人をバカにしたような記事を載せやがって〉と怒りの炎をたぎらせているのだ。この件に関する書き込みは実に45回、4月8日まで続いている。
その連続つぶやきでの橋下氏の主張は次のようになる。人権侵害をした週刊朝日は、〈真正面から〉橋下氏をチェックすべき。そもそも、両者は〈被害者と加害者〉であり、その関係は橋下氏の〈子孫が生きている限り付きまとう〉。ふだんから先の大戦での過ちを〈日本国は謝り続けろ〉と言っている朝日新聞社が親会社なのだから、被害者である橋下氏に〈配慮〉して然るべき。だから、半年前の記事で訴える。しかも、〈法人格否認の法理〉を使い、親会社ごと〈慰謝料を請求する〉と言うのだ。
前出・ベテラン組長はこう話す。
「言葉で言い負かしても、相手には禍根が残るもんや。ワシらの世界では『それやったら殺してしまえ』いうのが道理や。もちろん、橋下に『殺せ』と言うつもりはない。ワシらだって、よう簡単に殺すようなことはせんからね。でも、少なくともケンカに負けた相手が、事後にチャチャを入れさせないぐらいの恐怖感は与えるもんや。要は、橋下が前回のケンカできっちり朝日の息の根を止めんかったのがアカンいうわけや」
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