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中畑清が動画で振り返った「最愛の妻」故・仁美夫人への「プロポーズの思い出」

 中畑清氏。1975年にドラフト3位で巨人に入団、89年のシーズンオフに引退するまで、巨人一筋で活躍してきた。その後、2004年にはアテネオリンピック野球日本代表の監督代行を務め日本代表を銅メダルに導くと、2012年には横浜DeNAベイスターズの初代監督に就任しているのだが、この「2012年」は監督就任以上に、中畑氏にとって大きな事件があった。

 シーズンオフに最愛の妻、仁美さんを59歳という若さで亡くしているのだ。日頃明るい中畑氏が、当時、目を真っ赤にして「オレが踏ん張って、お母ちゃんに2度ぼれしてもらえるように頑張ろうと思う。オレの人生の監督だった」と絞り出すようにコメントしていたのを思い出す。

 そんな中畑氏が、テレビ東京が運営するYouTubeのスポーツチャンネル〈テレビ東京スポーツ〉に出演、去る9月30日投稿〈中畑清 即決!契約金2000万円の使い道【キヨシの超本音解説】〉で、仁美さんへのプロポーズの思い出について語った。

 番組冒頭、巨人入団時の契約金、2000万円の使い道についてスタッフに問われた中畑氏は、1700万円を父親の借金返済にあて、300万円を結婚資金に残しておいたと答えた。

 学生時代に知り合った仁美さんとは早々に結婚の意思があったようで、75年のドラフト終了後、北海道拓殖銀行にも内定を得ていたことから、「北海道に行ってくれるか?」がプロポーズの言葉だったと振り返った。結果はプロの道を選んだ中畑氏だが、仁美さんはほとんど野球を知らない人で、またその家族も巨人という球団すら知らないほどだったと当時を思い起こしたかのようにほほ笑み、「もうついていくしかないという古いタイプの人だったから…」と、中畑氏の決断に従ってくれたと懐かしんだ。

 中畑氏としては、監督として胴上げされた姿を仁美さんに見せたかったことだろうが、12年のDeNAは6位。その後も5位、5位、6位の成績でユニフォームを脱いでいる。

 空から見守る仁美さんのためにもと、中畑氏が球界復帰することは、果たしてあるだろうか?そんなことも考えさせられた。

(ユーチューブライター・所ひで)

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