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記事全文を読む→寺門ジモン 超一流のキャストに囲まれても監督としてプレッシャーはなかった
テリー これ、撮影は何日ぐらいかかったの?
寺門 ギュッと詰めて3週間ぐらいです。実際に僕がよく行くお店をお借りして撮影させていただいたので、営業時間外に撮影しなきゃいけないとか、いろいろと時間的な制約もあって。
テリー あ、じゃあ営業終了後に?
寺門 わがまま言って、早めに開けていただいたりもしました。
テリー 初めての監督はどうだったの?
寺門 やっぱり難しいところもありましたね。例えば、大きな肉を箸で持ち上げると、おいしそうだし、迫力もあるんですけど、口に入れると大きすぎてセリフが言えないんです。でも、小さい肉にするとセリフは言いやすいけど、画に迫力が出ない。
テリー あぁ、そうか。
寺門 だからテイク1は大きい肉、テイク2は小さい肉で撮ったんです。それでテイク1のほうは肉の映像だけ使って、テイク2は演技を使ったんですけど、そうすると(画と画の)つながりが「あらら」みたいになることもあって。
テリー うまくつながらないんだ。
寺門 できれば、まず役者さんだけで撮って、次の日に肉を主役にして同じシーンを撮りたかったですけどね。まぁ、何をするにも時間と予算との戦いで。どっちも限られてるのは、映画だけじゃなくてどの現場でも同じなんで、しょうがないんですけど。
テリー えらいな。俺なんかいつも「映ってればいい」と思って撮ってるけどね。
寺門 わぁ。でも、それ、そのとおりですね。
テリー 主演の2人以外にも石黒賢さん、竜雷太さん、大泉洋さん、りょうさんって、みんな超一流じゃないですか。初監督としてプレッシャーはなかったの?
寺門 なかったです。当たり前ですけど、役者の皆さんがきちんとセリフを覚えて、演技プランも練ってきてくださいましたから。現場に入った時点で、すぐその役に入れる状態ですから、皆さんさすがですよね。
テリー でも、撮影現場って予想外のことが起こるじゃない。迷うことはなかった?
寺門 実はそれもなかったんです。監督業は決断の連続だとは聞いてたんですけど。僕、昔から映画が趣味だったんですよ。若い頃は名画座に行って、まだ見てない映画を片っ端からつぶしてたぐらいで。だから、生意気かもしれないですけど、もう頭の中に撮りたい画があって。
テリー まぁ、もともと役者志望だもんね。
寺門 そうです。竜ちゃん(上島竜兵)と出会ったのも「劇団テアトル・エコー」ですから。
テリー これ、いよいよ公開だけど、どこで見られるの?
寺門 全国150館です。
テリー ええっ、すごいな!
寺門 松竹さんですから。松竹さんと組めたのも食べ物のおかげなんですよ。食べ物が作ってくれた縁なんです。
テリー まさに映画のテーマにもなってる「食運」だよね。ちなみに自分が出ることは考えなかったの?
寺門 考えたんですけど、やっぱり監督に専念させていただいたほうがいいかなと。その代わり、リーダー(肥後克広)と竜ちゃんはくだらない出方をしてますから(笑)。どこで出てくるか、楽しみにしてほしいです。
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