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記事全文を読む→ビートたけしの名言集「コロナで早かった1年、表彰状を読めず」
「だけど、こないだ紅白で歌ったと思ったら、もう今年終わりか。こりゃまた、早ぇ~な。しかし、今年は見事にコロナで終わっちまったな」
11月14日、毎週土曜のレギュラー番組生放送のため、楽屋に入った殿は、わたくしに「北郷、何か変わったことはね~か?」と、ほぼ必ず毎週聞いてくる質問をしてきました。その問いに対し、今年の大晦日に放送される殿の大好物なボクシングのビッグマッチの詳細と、やはり大晦日に放送される総合格闘技のメインイベントの詳細などをお伝えすると「へ~、そりゃいいな!」と、予想どおりしっかりと食いついてきたあと、冒頭の「1年早かったな」発言をしみじみと漏らしたのです。そんな殿の発言を聞いた時、わたくしも確かに、殿が去年の紅白に歌手として出演し「浅草キッド」を歌って、かなりの反響があったあの日がついこないだのことのように思われ、殿同様、〈今年はとみに1年早かったな〉といった感想を抱きました。年を重ねると年々1年が早くなるといいますが、まさに、自身の年齢+コロナ禍により、今年は格段に早く過ぎた1年でした。
で、そんな1年を振り返るように殿は、
「そういえば、今年は表彰状読んでねーな。そろそろどっかでドカンとやりて~な!」
と、近年、殿がここぞという場で好んで披露する、“表彰状を読み上げながらホメ殺しをする”あの「表彰状芸」を欲したのです。
確かに、去年の紅白で、かつての同番組の珍事件をふんだんに盛り込んだ表彰状を生放送で読み上げて以来、今年は披露する機会がまったくありませんでした。
そんな表彰状の思い出として、わたくしが「殿、表彰状は今までいろんな所でやりましたけど、僕的には『笑っていいとも』最終回の生放送で、たっぷりと時間を使って読み上げた時のがやっぱり最高でした」と話題を振ると、殿は一度「ぷはっ!」と吹き出し、
「あれはくだらなかったな、『詐欺で捕まったH賀研二さん、パチンコでマンションを買ったといばっていたK保田篤さん、ホームレスになってしまったK田健作さんたち、いいとも青年隊を忘れてはいけません』なんてよ、ひでーこと言ってたな」
と、大喜びで振り返ったのです。さらに、
「昔よ、いいとも前の『笑ってる場合ですよ』に出た時、理屈ばっかり言ってる田中Y夫に腹立って、首絞めたら騒ぎになってよ。次の日の新聞に〈たけし 心身症!〉って書かれたんだから。しかし、昔からひでーことやってるよな」
と、追加で過去の自身のアナーキーぶりを振り返ったのです。そして、ひらめいたといった感じで、
「そうだ! 来年、地方でライブやる時よ、その土地出身の犯罪者とか、金使いこんで捕まった地元の町長とかの名前入れた表彰状を作ってやるか!」
と、まだまだ“毒ガスまき散らす気満々宣言”を、うれしそうにしたのでした。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!
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