芸能

北川景子が新作映画で魅せた「奇跡の口技」!

 最近は、関西大御所タレント・浜村淳にインタビューの時の態度が悪いと批判され、ツンツンしたイメージそのままの話題も提供した北川景子(27)。昨秋公開の映画「ルームメイト」では、深田恭子とのキスシーンもこなすなど「艶技」の幅も広げている。公開中の「ジャッジ!」では、主演の妻夫木聡と「偽装夫婦」を演じているというから、期待が高まるが、さっそく誌上上映しよう。

 舞台は米サンタモニカで開かれる「国際広告祭」。世界各国の広告代理店社員が自社の作品を持ち寄り、みずらも審査員となり、NO1を投票で決めるイベントだ。

 妻夫木演じる主人公は、大手広告代理店のダメ社員。クライアントの食品会社社長の息子お気に入りの、ひどいデキのちくわのCMを、広告祭で入賞させなければクビというミッションを上司(豊川悦史)に与えられる。

 他国の審査員はゲイが多いと先輩社員に警告された独身の妻夫木。(役名の)苗字が同じという理由で同期の女性敏腕社員の北川に広告祭期間中だけ妻のフリをして一緒に渡米してくれと頼み込む。落ちこぼれの妻夫木を見下していた北川は初めは、すがりつく妻夫木に鋭い眼差しで、

「触んな!」

 とタンカを切り拒絶。が、無類のギャンブル好きの彼女は妻夫木に「広告祭会場の近くにはラスベガスがある」と、口説かれるとしぶしぶ同行する。

 どこか強引な設定だが、ともあれ2人は渡米。ところが手違いで別々のはずのホテルの部屋が同室に。仕方なく古典的米映画のように2つのベッドの間にカーテンをわたし別々に寝る。

物語開始から40分。審査員とのパーティから酔って帰ってきた妻夫木が服を脱いで自分のベッドと思い飛び込むと、掛け布団の下に北川が寝ていてびっくりというシーンが。が、当然というべきか、北川が妻夫木を蹴飛ばして終わり。

 一方、車のCMを出品していたライバル会社の社員(鈴木京香)は自社のCMが予選落ち。落胆しバーで泥酔した鈴木を妻夫木がホテルの彼女の部屋に運びこみ2人きりになるシーンでは、ドレスの切れ目から胸元を見せつつアエギ顔のような表情で「もうダメよ~」と嘆く鈴木といい感じになるかと思いきや、我に返った鈴木に追い出され、廊下に閉め出される。そこへ出くわした北川が、

「このエロガッパ!」

 となじる。

 温暖な地が舞台ということで、北川は基本的にワキ見せノースリーブ姿やナマ脚が多く、大スクリーンでそれは堪能できるのだが、寸止めエロス感は否めない。

 しかし、しだいに広告を愛する妻夫木の姿勢に心引かれていく北川。予選落ちしたちくわのCMの復活選考で勝ち抜くために、ガーデンパーティの場で、他国の審査員に、「ちくわ」自体を「日本の文化の象徴」とばかりに流暢な英語でプレゼンする。

 ちくわは魚の余った部分を再加工して作った日本の「もったいない精神」の表れであるとか、ちくわの穴からは未来が見えるといった説明を続ける。と、その中で唐突にそのシーンは飛び込んできた。

「(ちくわは)ストローにもなります」

 そう言うや、極太のちくわをグラスの中に突っ込むと、しなやかな指を沿え、先端を軽く口でくわえたのだ。

 数秒程度だが、テレビでは、まずお目にかかれない、北川の「舌使いドアップシーン」であった。

 その後、窮地を救った鈴木が好意を寄せたこともあって、北川がますます妻夫木に接近する中でのソフトなラブシーンも……。

 全体的にご都合主義的な展開のコメディではあったが、また新たな北川の「可能性」が、ほの見えたのである。

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