スポーツ

槙原寛己、あの“完全試合”が「本当にラクだった」ワケとは?

 日本プロ野球界において、完全試合達成者は15人。400勝投手の金田正一氏(国鉄)、2リーグ制以降に3度のノーヒットノーラン(うち完全試合1試合)を達成した外木場義郎氏(広島)などの名投手が名を連ねているが、平成以降は“巨人三本柱”の槙原寛己氏が1994年5月18日、広島相手に達成して以来、現れていない。

 その槙原氏が、元巨人・岡崎郁氏のYouTubeチャンネル「アスリートアカデミア」に出演(4月2日付投稿動画)。完全試合の時の心境を振り返っている。

 完投する投手にとって辛いのは8、9回だとした槙原氏に、「完全試合したときもやっぱり最後がしんどかった?」と岡崎氏が質問。さぞや手に汗握る展開に疲労困憊していたかと思いきや、「全然しんどくなかったです」と意外な答えが返ってきた。

 さらに試合当日について「絶好調だった?」と問われると槙原氏「まだ投げられましたよ全然」とし、「(投手にとって1番疲労を感じるのは)ランナーがいるときなんですよ。ランナー二塁と三塁でワンアウト、もしくはノーアウトのときが一番力が入る」と、こうしたピンチが多ければ多いほど「ボディーブローのように効いてくる」とも語った。

 また、好投しているように見えても、ピンチが続くと8、9回に相手打線につかまってしまうことはあり、一方でランナーが一切出ずにピンチの場面が一度もなかった完全試合は、むしろ「ラクですよ、本当にラクでした」と振り返ったのだった。

 球数制限、継投策全盛の今の時代、次の完全試合達成者が出るのはいつのことだろうか。

(ユーチューブライター・所ひで)

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