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金本知憲、骨折でも強行出場した“岩瀬仁紀から死球”その瞬間の心中とは

 現役時代には広島東洋カープ、阪神で活躍した、金本知憲氏。1999年から2010年にかけて樹立した〈1492連続試合フルイニング出場〉と、〈13686連続イニング出場〉は世界記録であり、まさに愛称で知られる「鉄人」がごとき活躍ぶりであった。

 その金本氏の連続記録に「あわや…」と黄信号が灯る事態が起きたのは、2004年7月29日に甲子園球場で開催された「阪神-中日戦」で、「7対7」で迎えた延長12回裏、中日・岩瀬仁紀氏のシュートが打席に立った金本氏の左手付近に直撃。しかし、金本氏は岩瀬氏に遺恨を残してはいないようで、むしろ“人がいい”と賞しているのだ。

 CBCテレビの野球関連番組の公式YouTubeチャンネル「燃えドラch」の、3月30日に投稿された動画に金本氏が出演。当時を振り返っている。

 金本氏が打席に立つと、岩瀬氏自慢のスライダーがなぜかすっぽ抜け、金本氏の体に向かっていくことが多かったのだとか。しかし“人のいい”岩瀬氏は投げた直後に「はあ~、すいません…」といった表情をその都度見せたことから、金本氏は故意ではないことを確信していたという。そんななか、「意を決して踏み込んでスライダー100(%だと思って)で行ったらシュートが来て、折れた」と金本氏。

 骨折の際には当然、痛がる表情を見せたが、途中退場することなく試合に出続け、後の偉業達成となったのだった。

 一方、岩瀬氏も日本プロ野球記録となる通算セーブ数407と、最多登板1002を誇っているが、その“人のよさ”で、危険な球を許されてきた稀有な存在なのかもしれない。

(ユーチューブライター・所ひで)

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