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記事全文を読む→ダルビッシュ聖子「第5子妊娠」報道に渦巻く「少子化無策の犠牲者」のドン底感
子供を持てるのもカネ次第──。
大リーグ・パドレス、ダルビッシュ有の妻で、元レスリング世界女王のダルビッシュ聖子が6月22日、自身のブログで第5子の妊娠を報告したことが報じられると、ネット上には冒頭のようなコメントが殺到した。
聖子は07年、前夫でハンドボール日本代表の永島英明との間に男児を出産するも、14年に離婚。その2カ月後にはダルビッシュとの交際を公表し、15年に未婚のまま第2子の男児を出産した。その後、ダルビッシュと入籍し、17年に男児、19年に女児を出産。42歳となる今年、5人の子供に恵まれることになる。
「聖子妊娠の報に多くの人が反応したのは、子供をたくさん持ちたくても、経済的な理由で断念する夫婦がそれだけいる、ということ。少子化がこれだけ問題視されている一方で、欲しくても持てない人がたくさんいるとは、なんとも皮肉な話です。これはひとえに国策が不十分、いや、政府が無策を放置してきたからにほかなりませんが」
そう言って次のように踏み込むのは、少子化問題を取材する経済ジャーナリストである。
「例えば今、戦争を止めず世界中に暗い影を落としているロシアはソ連崩壊後に少子化が進み、出生率は一時、1.16にまで落ち込んだことがありました。ところが07年から、第2子以降の出産には国からお金が支払われるようになり、その額は年々増加。今では平均月収の7~8カ月分にもなるのです。この施策で出生率は上昇。日本も少子化に本気で取り組み、もっと大胆な経済支援策を打つべきなのです」
経済的な理由で子供を持てない人ばかりではない。日本では6組に1組の夫婦が不妊に悩んでいるとされる。子供を持ちたい一心で、財布にも体にも負担の大きい不妊治療に取り組み、心身ともに疲弊している夫婦も決して少なくないのだ。
「不妊治療中の夫婦は、他人の妊娠や出産の知らせを聞くと、とてもつらくなります。聖子さんが悪いわけではないですが、自分は恵まれないのに5人も産めるのか、と思うとやりきれない人もまた多い」(前出・経済ジャーナリスト)
折しも参院選の最中。聖子の妊娠発表で噴出した、子供を持てない人の苦しい本音に、国はどれだけ真剣に耳を傾けるのか。
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