20世紀最大級のミステリーと言われてきた、イギリス・スコットランドのネス湖に生息するという未確認動物(UMA)の「ネッシー」に、再び熱い視線が注がれている。いったいなぜか。一時期は目撃情報が激減し、専門家からは死亡説や、人間の活動を警戒して...
記事全文を読む→ウチの猫がガンになりました(3)迷い猫への偏愛…スヌーピーのぬいぐるみには白く長い「形見のひげ」が
妻のゆっちゃんの枕元には、小さなスヌーピーのぬいぐるみがある。胸にはファスナーがついていて、この中にはジュテの白くて長いひげが一本入っている。ジュテがこの世からいなくなった後も、いつもそばにいてほしいと、形見にしているものだ。そのことを後から聞いて、ゆっちゃんと目を合わせることができなかった。痛いほど気持ちがわかった。
我々夫婦には子供がいない。だが、ジュテへの思いは、子供のようにかわいがったというありふれたものではなかった。今風に言えば、ネグレクト。お互いに生い立ちが似ていることが、ジュテへの偏愛につながっていた。
僕は生まれてすぐに両親が離婚し、二人とも生まれたばかりの赤子の前から消えてしまった。親に育てられたことも、顔すら見たこともないのだ。ゆっちゃんは父親が高名な画家だったが、そりの悪い両親がバラバラに生活し、ほったらかしで育てられた。両親の愛情は受けたが、温もりのない孤独な幼少期を過ごした。
どちらも親に見放され、捨てられた境遇ということだが、そのことは言葉にしなくても、なんとなくわかり合うことができた。
そんな夫婦の前にやってきたのが、迷(まよ)い子、捨て子のジュテだった。ゆっちゃんはジュテを、ネグレクトによる傷と孤独を埋める存在として、かわいがっていたのだと思う。僕の場合はウェットすぎるのを敢えて避けるなら、捨て子同士、こいつをなんとかしてやりたい、ということだったろうか。
S動物病院で、ジュテの病状を聞かされた。そのことをゆっちゃんに、どう伝えればいいのか。診察料の支払いはクレジットカードで済ませるのだが、暗証番号を押したことを忘れ、「番号は?」と聞き返したらしい。それぐらい動揺してしまっていた。
家の玄関を開けると、「どうだった?」と声がした。やはりゆっちゃんも、気が気じゃなかったようだ。
ひとまず気を取り直し、リビングのテーブルにK先生が書いてくれた用紙を広げ、僕なりに順序だてて検査、病院について説明した。
「やっぱり、ガン?」
「いや、1週間待たないとわからないよ」
「大きなシコリって、本当のガンならそんなに大きくならないんじゃない。脂肪の塊とか」
「人の場合、そういうこともあると思うけどね」
その先はあまり言葉にならない。
「どうする? どこの病院で診てもらうのがいいのかしら」
「うちから近い病院がいいんじゃないか」
「そうね、先生に紹介してもらえるの?」
「それはすぐにやってくれると思う」
まあ、それ以外に選択肢はなかった。
「ジュテはどうしてる?」
ゆっちゃんは、2階で寝ているジュテを見に、上がって行った。
(峯田淳/コラムニスト)
アサ芸チョイス
「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...
記事全文を読む→沖縄県の新知事、古謝玄太氏の周辺がキナ臭くなっている。9月13日の沖縄県知事選では開票0%で当選確実が出たが、9月16日にX上で「浮島龍美」を名乗る人物が古謝氏の家族の通学先、関係先を特定、拡散。17日になってもネット上の愉快犯が浮島氏の投...
記事全文を読む→長年、親しまれた「Suicaのペンギン」の後釜は、どのキャラになるのか。JR東日本が進める「Suica」の新キャラクター選びが、思わぬ波紋を広げている。現行のペンギンは2001年のサービス開始から、カードや駅の案内でおなじみの存在。今回の交...
記事全文を読む→

