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記事全文を読む→「顧客情報漏洩事件」の実害ルポ!Amazon詐欺メールをクリックしてみると…
「これまでに見たこともないほどの大量の迷惑メール、詐欺メールが突如として着信するようになったのは、今年7月上旬でした」
こう話すのは、都内在住の会社員A氏である。
実はその直前、CDやレコードの販売を手掛ける「ディスクユニオン」が、オンラインショップで約70万件もの顧客情報が漏洩したと発表し、ニュースにもなっていた。
A氏はそのニュースを思い出し、「これか!」と腑に落ちたという。ディスクユニオンのオンラインショップで登録会員になっていたからだ。
それまで届いていた迷惑メールは1日に数通ほど。それが一気に数十通以上に増えたのだから、尋常ではない。
中でも一見してそれとわかりそうな悪質な詐欺メールは日に日に増えていき、その勢いは今も衰えることはない。新たなものが随時、確認されるからだ。A氏が憤る。
「同じくディスクユニオンのオンライン会員になっている友人に聞いてみたところ、やはり私と全く同じ状況でした。時期もぴったり重なっています。詐欺メールの送信元と中身を照らし合わせると、これもことごとく同じだったので、もう間違いない、と確信しました。情報漏洩によって複数の悪質業者がメールアドレスを入手し、大量に詐欺メールを送りつけているのでしょう。毎日、あまりのメール量で、仕事に支障を来す実害が生じています。ディスクユニオンはお詫び文を出したのみで、実害が及んでいる旨の報告と問い合わせをしても、木で鼻をくくったような定型文が送信されてきただけ。本当に腹が立ちましたね」
現在、A氏のパソコンに頻繁に届く詐欺メールのひとつに大手通販サイト「Amazon」を騙ったものがある。
とある日のメールの標題は「最終警告」。まず脅しにかかる、いかにも詐欺メールっぽいものだ。そして「Amazonプライムの自動更新設定を解除いたしました!」「あなたのアカウントは停止されました」とある(写真参照)。
「そもそもAmazonプライムに加入していないので、詐欺であることは明らかなのですが、これがタイトルや文面を変えて、毎日毎日、何種類も着信しています」(A氏)
その文面には、次のように書かれてある。
〈誰かがあなたのAmazonアカウントで他のデバイスから購入しようとしました。Amazonの保護におけるセキュリティと整合性の問題により、セキュリティ上の理由からアカウントがロックされます。アカウントを引き続き使用するには、24時間前に情報を更新することをお勧めします。それ以外の場合、あなたのアカウントは永久ロック〉
そもそも発信元のメールアドレスが「amazon@zcdgp.cn」などと、@以下に意味不明なアルファベットが並ぶなど、本家Amazonにはありえないものだ。
A氏からそのメールをもらって確認すると、文面のすぐ下には〈確認用アカウント〉と書かれたクリックスペースがあるので、実際にクリックしてみる。
すると、Amazonの本物そっくりなロゴと共に、ログイン画面が登場し、メールアドレスあるいは携帯電話番号を入力することになっていた。これも本物のAmazonの画面にそっくりだ。ITライターが言う。
「こうしたものにホイホイと入力すると、悪質業者の思うツボです。本格的な詐欺画面へと進んでいき、あの手この手で恐怖心と不安を煽って金を払わせようとする。あるいは、さらなる個人情報を入力させる。全て無視して下さい」
再びA氏が嘆息する。
「一度、漏れ出てしまった以上、アドレスを変更しない限りは、永遠に詐欺メールが届くのだと思います」
なお、今回警告したニセAmazonメールには、タイトル、中身、発信元アドレスともに、何種類も存在しているので、気を付ける必要がある。
アサ芸チョイス
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