社会

付き合うのは何をしているかわからない男…ホステスが嘆く「特殊なオトコ事情」

「普通の職業に比べると、男を見る目はないと思う」

 そう語るのは、ホステスのユイカ(25歳)だ。ある意味、特殊な職業である夜の世界の女性の恋愛事情はどうなっているのか。

「私が今まで付き合ったのは、水商売、ヒモ、スカウトマン、バンドマン…あとは何をしているのかよくわからない人が多かったです。ホステスは仕事の時間帯が夜なので、普通のサラリーマンと付き合うのが難しいんです。自分と同じ生活リズムの男がいいんですよね」

 しかし同じ夜型の男には、マトモな人物はほとんどいなかったと、ユイカは振り返る。

「みんな、優しいのは最初だけです。そういう男は内面クズだったり、モラハラなことが多いので、付き合うとさらに病むんです。私が少し前に付き合っていたのは、バーの店長。普段は優しいのですが、酒が入ると酒乱になるので、ケンカが絶えませんでした。ひどいときは物を投げられたり、スマホを壊されたこともありますね」

 そんな仕打ちをされても別れられなかったのは、夜の住人にある「闇」が理由だという。ユイカ曰く、水商売は客が来るのが一定しないため収入が不安定な上に、毎日のように酒を飲む。その結果、精神的に不安定になり「メンヘラ化」しやすいのだとか。

「私も店では明るく振る舞っていますが、それ以外の時は急に病んだりするので、いつでも電話できたり会って話を聞いてくれる男がいいんです。朝方5時に突然、家に行ったりとか。普通のサラリーマンなら絶対に無理ですよね」

 将来を不安視する者同士が付き合って傷を舐め合う──。夜の住人同士の恋愛はまさに、闇が深いのだった。

(カワノアユミ)

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