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ひょっとしたら上位争いに食い込むと瀬古氏が注目している大学が2校あった。まずは母校でもある早稲田大学だ。今年6月に花田勝彦監督(51)が就任。総合優勝13回の名門復活に向けて動き出すと、予選会は4位で出場権を獲得した。
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4月に練習を見に行ったら、選手30人中20人が怪我をしていて、トラックを歩いていたので、競歩のチームかと思いました(笑)。その時は監督が決まっておらず、不安もあったのでしょう。それで、22年3月末に実業団のGMOアスリーツの監督を退任した早大出身の花田監督を推薦したんです。
私たちの時代は30キロ走って、次の日に5000メートルを3本走るといったセット練習などをしていましたが、最近はスピードや効率を求めるあまり、全体の練習量は減り、とても箱根を走れるようなチームではなかった。それで、早大の原点でもある「泥臭くやろうよ」という話を花田監督にしたことがあります。夏頃からスタミナ強化の練習が増え、選手の目の色も変わりました。選手層は薄いけど、上手くハマれば6位~5位、いや、もうちょっと上も狙えるかもしれませんね。
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もう一つ、台風の目になりそうなのが、第100回大会に向けて「立教箱根駅伝2024」プロジェクトを立ち上げた立教大学。予選会で6位に入り、目標より1年早く55年ぶりの出場が決定。その立役者が、プロジェクト始動とともに就任した上野裕一郎監督(37)だ。09年の世界選手権5000メートル代表の実績を持つ。
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エスビー食品とDeNAで指導した教え子ですから、就任時から応援していますよ。選手の時から突拍子もない発想をするタイプでしたが、指導法も独特。選手の気持ちを知るために一緒に走って同じ練習メニューをこなすなんて、常識じゃ考えられない。選手よりも速いし、それだけ本気で走れるなら、現役時代にオリンピックも目指せたよね(笑)。エントリーした16名に4年生は0人。出雲駅伝も全日本大学駅伝も出場しておらず、他の大学にしたら不気味な存在で、ダークホースとして注目していますよ。
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99回目を迎える今大会は、3年ぶりにルールを遵守した上での沿道応援が“解禁”され、よりいっそうの盛り上がりが期待される。
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昔はテレビで全区間中継されていなかったし、注目度は比べ物にならない。今、箱根を走る選手は幸せですよ。女の子からチヤホヤされるし、区間賞を取ったら故郷は大騒ぎ。おらが町のスターですよ。私の時は中村清監督(故人)から「サインなんてするんじゃない」ってキツく止められていましたから(笑)。
うれしいのは、箱根の先を見据える指導者が増えてきたこと。箱根で勝つことだけを目指すなら、選手たちを一緒くたにして、それなりのメニューをこなせばいい。でもそれでは世界で勝てるマラソンランナーは育たない。日本のマラソン界の未来がかかっている。そうした広い視野で、強い選手がどんどん出てくるのは喜ばしい限りですよ。
アサ芸チョイス
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