芸能
Posted on 2023年01月04日 17:58

「SASUKE2022」を総括!「オヤジ選手の逆襲」が好評でも不満の声が出たワケ

2023年01月04日 17:58

 記念すべき第40回大会となった2022年の「SASUKE」(TBS系)。今や年末の風物詩となったスポーツバラエティー番組にファンの熱い視線が注がれたが、去る12月27日に放送された同大会をひと言で総括すれば「ベテラン選手の復権」になるだろう。

 SASUKEオールスターズのひとりで、初の完全制覇者となった元毛ガニ漁師の秋山和彦氏が10年ぶりに復帰。初めて挑む名物エリア「ドラゴングライダー」でバーに手が届かず失敗に終わったものの、観客に強烈な印象を残した。テレビ誌記者も感動したとして、次のように話す。

「秋山氏は先天性の弱視を抱えていますが、それを感じさせませんでした。挑戦の後、盟友の山本進悟氏が『見えづらかったのに(頑張った)』とエールを送っていましたが、テレビの前の誰もが秋山氏に感動を覚えたはずです」

 48歳のケイン・コスギも、21年ぶりに参戦。ブランクと年齢を感じさせない動きで、ファーストステージをクリアした。これには長野船長が「すごい」と驚き、SASUKEのトレーナー・又地諒氏も喜びを爆発させた。

 何度も引退と復帰を繰り返している「ミスターSASUKE」こと山田勝己氏は「絶好調」のコンディションで出場。「そり立つ壁」を越えることが期待されたが、残念ながらそれより前のエリア「フィッシュボーン」で失敗。

「史上最強の漁師」と呼ばれ、完全制覇者でもある長野誠氏も負けていない。昨年、失敗したドラゴングライダーをクリア。時間内にゴールすることはできなかったが、リベンジを果たした。

 最も驚きが大きかったのは「SASUKE唯一の皆勤賞」山本進悟氏。これまで9大会連続で、ファーストステージで敗退。今回もおそらく…と誰もが思っていたことだろう。しかし山本氏は今大会への出場にあたり、初めてメンタルトレーニングに着手。多くの選手が足元をすくわれたドラゴングライダーを見事にクリアし、ファーストステージ突破を成し遂げた。同級生のケインと共に、ファーストステージクリア最年長記録を作ったのだ。

 サードステージまでコマを進めた選手はいなかったが、「爪痕」を残したのは確かである。だが、その活躍を喜ぶ一方で、疑問視する声もある。あるSASUKEファンが心境を打ち明けた。

「山田さんと長野船長は、引退して復帰した選手です。どちらもラストは感動的なシーンでした。特に16年の長野船長の引退は、大勢の選手が集まって送り出した、胸を打つフィナーレという感じで、自分も号泣しました。それがあっさり引退を撤回して出場すると『自分のあの涙は何だったのか』という気持ちになります。山田さんは何度も引退と復帰を繰り返していますし。それでも出場してくれる方が嬉しいのは間違いないのですが…」

 嬉しさ半分、納得いかないのが半分、といったところのようだ。それでもまた次回、歴戦の勇者たちの挑戦を、ファンは期待していることだろう。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/6/24発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク