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過去の栄光にすがるフジテレビ「オールナイトフジ」32年ぶり復活の時代錯誤

 フジテレビの伝説の深夜番組「オールナイトフジ」が、32年ぶりに復活する。

 リニューアルされる新番組では、テレビ東京で「ゴッドタン」や「あちこちオードリー」を手掛け、現在はフリーで活躍する佐久間宣行氏がプロデュースを担当。MCはオズワルドの伊藤俊介と、さらば青春の光の森田哲矢が濃厚だという。

 同番組は1983年4月に放送をスタート。「オールナイターズ」と呼ばれる女子大生がメイン出演者となり、「女子大生ブーム」のきっかけとなった。その過激な中身が国会で取り上げられるなど物議を醸し、内容改編のために放送を休止したこともある。そのため業界関係者の間では、早くも「期待薄」の評価が飛び交っているのだ。

「当時ディレクターを担当していた現在のフジテレビ社長の港浩一氏にとっても、肝いりの案件。ただしこのご時世、まず男性視聴者を魅了した過激なコーナーは再現できないでしょう。MCには指原莉乃も加わるとの話もありますが、新鮮味という意味ではどうなのか。当時は女子大生の華々しい都会のライフスタイルに耳目が集まりましたが、令和の現在となっては、そのブランド力は崩れてしまった。結局、ギャラのかからない素人大学生をかき集めた、安上がりな番組に成り下がると懸念されています」(テレビ誌記者)

 フジテレビはかつて、人気を博したバラエティー番組「料理の鉄人」を12年にリニューアルし「アイアンシェフ」として復活させたものの、大失敗。たった5カ月で打ち切りになっている。さらに「笑っていいとも!」を目指した「ぽかぽか」も、超低空飛行中。またもや過去の栄光にすがり、大コケするのではないか…。

(ケン高田)

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