社会
Posted on 2023年02月18日 17:58

なんと残虐!穴という穴に潜り込む「蛇責め」で処刑した戦国大名

2023年02月18日 17:58

 古代中国・殷の紂王が考案した残忍な刑のひとつ、蛇を使った処刑法が日本にもある。

 戦国時代、キリシタン弾圧のために、手足を縛ったキリシタンを大量の蛇と桶に入れて蓋をした後に、外から棒で叩いたりして蛇を刺激する「蛇責め」がそれだ。

 蛇には穴に入り込むという習性がある。閉じ込められた蛇は中にいる人間の口、秘所や菊門にまで潜り込んでいくという。しかもウロコがストッパーとなり、後戻りはできない。息ができなくなった蛇は外に出ようとして内臓に噛み付く。まさに残虐非道な処刑法だ。

 キリシタン弾圧以外にこの「蛇責め」を行った大名が、前田利常だ。加賀藩祖・前田利家の四男。子供のいなかった長兄・利長の養子になり、加賀藩の藩主となった人物だ。

 この利常の正妻は、徳川将軍・秀忠の二女、球姫だった。慶長六年(1601年)、球姫が江戸から前田家に嫁いだのは、わずか3歳の時。政略結婚だったが3男5女をもうけ、仲むつまじく暮らしていた。

 だが、外様筆頭の前田家に幕府情報が筒抜けになることを恐れた珠姫の乳母が、暴挙に出る。江戸から随行してきたこの乳母は、利常には慇懃無礼な態度をとり続けており、元々、折り合いも悪かった。

 元和八年(1622年)、五女・夏姫の出産後に調子を崩したという理由を付けて、球姫を隔離した。事情を知らない珠姫は寵愛が薄れたからと誤解し、不安と寂しさから衰弱して危篤状態に陥った。

 臨終の間際に駆けつけた利常に「こうなったのは乳母のせい」との遺言を残したため、乳母の悪事が露見。球姫、わずか24歳だった。

 愛妻家・利常の怒りが爆発したことは、言うまでもない。怒りにまかせて珠姫の乳母を壺に入れ、蛇責めで処刑してしまったのだ。

 この話には後日談がある。利常の子孫が厠(トイレ)で「かわ姥(うば)」と呼ばれる怨霊を必ず見たという。のちに子孫が供養のため、埋められた墓所を発掘して蓋を開けてみると、死後36年後ながら、腐敗のない遺骸だったと伝わっている。

(道嶋慶)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    事件
    2026年09月21日 13:30

    沖縄県の新知事、古謝玄太氏の周辺がキナ臭くなっている。9月13日の沖縄県知事選では開票0%で当選確実が出たが、9月16日にX上で「浮島龍美」を名乗る人物が古謝氏の家族の通学先、関係先を特定、拡散。17日になってもネット上の愉快犯が浮島氏の投...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月23日 15:45

    長年、親しまれた「Suicaのペンギン」の後釜は、どのキャラになるのか。JR東日本が進める「Suica」の新キャラクター選びが、思わぬ波紋を広げている。現行のペンギンは2001年のサービス開始から、カードや駅の案内でおなじみの存在。今回の交...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク