政治
Posted on 2026年09月25日 18:00

【お笑い米中会談】歴史問題の講釈を垂れる習近平にトランプが返した工事現場自慢「オレの大宴会場を見学していけ」

2026年09月25日 18:00

 米ワシントンのホワイトハウスで9月24日夜に開かれた米中首脳の公式晩さん会は、異例の展開となった。中国の習近平国家主席は「中国とアメリカはかつて肩を並べて戦い、日本の軍国主義に立ち向かった」と、お決まりの「歴史カード」を切って日本メディアをざわつかせた。
 だが当のトランプ大統領の頭の中には、日中の歴史問題どころか「米中友好」の文字すら入っていなかったようだ。この晴れ舞台での挨拶で熱烈にアピールしたのはなんと、ホワイトハウスの「工事現場」だったからだ。

 冒頭こそ「習主席との強固な絆」をリップサービスしてみせたトランプ大統領だったが、突如として「不動産王」の血が騒ぎ出したのか、台本をかなぐり捨てた。
「ちょっと台本から外れてもいいかい? どうしても言っておきたいことがあるんだ」
 出席者たちが何だろうと固唾を飲む中、トランプ大統領が身を乗り出して語り始めたのは、ホワイトハウス内に建設中の「ボールルーム(大宴会場)」の自慢話だったのだ。

「皆さん、後ろのあの美しいカーテンの向こうをぜひ、見学してほしい!」
 トランプ大統領は目を輝かせながら建設現場を指差すと、
「完成まであと1年だが、君たちは絶対に気に入るはずだ。今夜、見学すれば、君たちが世界で最初の入場者になれるぞ!」
 まるで新築マンションのセールスマンさながらに、そうブチ上げた。 
「ピカピカの工事現場に足を踏み入れたい奇特な方がいれば、大歓迎だ!」

北京の人民大会堂に匹敵するものになると豪語

 さらにトランプ大統領はこの大宴会場を「アメリカの大広間」と呼び、5月の北京訪問で案内された「人民大会堂」に匹敵するものになると豪語してみせた。

 歴史戦の罠を仕掛けにきた習主席に対し、トランプ大統領が返したのは「オレの自慢の宴会場を見ていけ」という前代未聞の「工事現場ツアー」の勧誘だったというわけだ。歴史問題で揺さぶりをかけたつもりの中国が、すっかり肩透かしを食らった格好だ。

 世界が注視する首脳外交の檜舞台ですら、自分の「ハコモノ自慢」で塗り潰してしまうのがトランプ流。歴史の講釈を垂れる習主席と、目の前のド派手な宴会場にしか興味がないトランプ大統領。米中覇権争いのリアルな緊張感どころか、失笑が漂う噛み合わなさを露呈したのである。

(大嶋和人/政治ジャーナリスト)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    事件
    2026年09月16日 20:30

    「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物「エトミデート」は、広島カープに大きな衝撃を与えた忌まわしいブツだ。元広島カープの羽月隆太郎氏にこれを譲り渡したとして医薬品医療機器法違反の罪に問われた会社役員・滝口涼介被告の初公判が9月16日に広島地裁で...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    事件
    2026年09月21日 13:30

    沖縄県の新知事、古謝玄太氏の周辺がキナ臭くなっている。9月13日の沖縄県知事選では開票0%で当選確実が出たが、9月16日にX上で「浮島龍美」を名乗る人物が古謝氏の家族の通学先、関係先を特定、拡散。17日になってもネット上の愉快犯が浮島氏の投...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月23日 15:45

    長年、親しまれた「Suicaのペンギン」の後釜は、どのキャラになるのか。JR東日本が進める「Suica」の新キャラクター選びが、思わぬ波紋を広げている。現行のペンギンは2001年のサービス開始から、カードや駅の案内でおなじみの存在。今回の交...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク