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記事全文を読む→【お笑い米中会談】歴史問題の講釈を垂れる習近平にトランプが返した工事現場自慢「オレの大宴会場を見学していけ」
米ワシントンのホワイトハウスで9月24日夜に開かれた米中首脳の公式晩さん会は、異例の展開となった。中国の習近平国家主席は「中国とアメリカはかつて肩を並べて戦い、日本の軍国主義に立ち向かった」と、お決まりの「歴史カード」を切って日本メディアをざわつかせた。
だが当のトランプ大統領の頭の中には、日中の歴史問題どころか「米中友好」の文字すら入っていなかったようだ。この晴れ舞台での挨拶で熱烈にアピールしたのはなんと、ホワイトハウスの「工事現場」だったからだ。
冒頭こそ「習主席との強固な絆」をリップサービスしてみせたトランプ大統領だったが、突如として「不動産王」の血が騒ぎ出したのか、台本をかなぐり捨てた。
「ちょっと台本から外れてもいいかい? どうしても言っておきたいことがあるんだ」
出席者たちが何だろうと固唾を飲む中、トランプ大統領が身を乗り出して語り始めたのは、ホワイトハウス内に建設中の「ボールルーム(大宴会場)」の自慢話だったのだ。
「皆さん、後ろのあの美しいカーテンの向こうをぜひ、見学してほしい!」
トランプ大統領は目を輝かせながら建設現場を指差すと、
「完成まであと1年だが、君たちは絶対に気に入るはずだ。今夜、見学すれば、君たちが世界で最初の入場者になれるぞ!」
まるで新築マンションのセールスマンさながらに、そうブチ上げた。
「ピカピカの工事現場に足を踏み入れたい奇特な方がいれば、大歓迎だ!」
北京の人民大会堂に匹敵するものになると豪語
さらにトランプ大統領はこの大宴会場を「アメリカの大広間」と呼び、5月の北京訪問で案内された「人民大会堂」に匹敵するものになると豪語してみせた。
歴史戦の罠を仕掛けにきた習主席に対し、トランプ大統領が返したのは「オレの自慢の宴会場を見ていけ」という前代未聞の「工事現場ツアー」の勧誘だったというわけだ。歴史問題で揺さぶりをかけたつもりの中国が、すっかり肩透かしを食らった格好だ。
世界が注視する首脳外交の檜舞台ですら、自分の「ハコモノ自慢」で塗り潰してしまうのがトランプ流。歴史の講釈を垂れる習主席と、目の前のド派手な宴会場にしか興味がないトランプ大統領。米中覇権争いのリアルな緊張感どころか、失笑が漂う噛み合わなさを露呈したのである。
(大嶋和人/政治ジャーナリスト)
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