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記事全文を読む→日本名輪会・山口健治「江戸鷹の目診断」脇本がグランドスラムに王手をかける
高知「全日本選抜」◎脇本雄太/○郡司浩平/▲新田祐大/△松浦悠士/佐藤慎太郎/平原康多/守澤太志/古性優作/新山響平/深谷知広/清水裕友/眞杉匠
大舞台で勝利すると、一変するのが若手選手だ。
今年のGI第1弾となる高知「全日本選抜」(2月23日【木】~26日【日】)。SS班9人が一堂に会し、1班には多彩な顔ぶれがそろう。500バンクながら直線は短く、戦法に有利不利はない。最終日まで激戦が連続する4日間になりそうだ。
昨年は不参加だった脇本雄太が初制覇を成し遂げ、グランドスラムに王手(残り1冠は競輪祭)をかけるとみた。和歌山、豊橋の両記念を4連勝で制しながら奈良記念初日2着後に欠場したのは、体調が万全ではなかったからだろう。カマシ先行とまくりの両様に構えて突き抜ける。
対抗は郡司浩平。前走の静岡記念で待望の今年初Vを飾り、勢いに乗っている。深谷知広との前後は微妙だが、脇本よりも先に仕掛けて好勝負に持ち込む。
あとは新山響平の番手でチャンスを伺う新田祐大と、松浦悠士の自在戦は軽視できない。
四国でのGI開催は14年以来9年ぶりで、地元勢の総大将を務めるのが徳島の小倉竜二だ。4月に47歳になるとはいえ、戦闘能力に衰えはない。ゴール寸前、名人芸のハンドル投げでバンクを沸かせるだろう。
有力候補の眞杉匠と同県の坂井洋は、先行力に加えて競りも強い。競輪祭に続いてファイナリスト入りも十分あるとみている。
【大穴この1車】松井宏佑(神奈川・113期)。
前走の奈良記念(〈3〉〈1〉〈6〉〈1〉)の初日が1万円超。その前の立川記念(〈3〉〈3〉〈2〉〈3〉)では初日が10万円超、決勝戦は11万9670円と穴党を大喜びさせた。特筆したいのはGI戦での活躍ぶりだ。昨年は出場した5戦すべてで1本は万車券を演出し、準決勝に乗った取手全日本選抜(〈3〉〈1〉〈9〉〈1〉)では初日から4万円超、9万円超、1万円超。先行でこれほど高配当を並べるのは珍しく、こうした実績から取手の再現もある。
【狙い目の伏兵3人】
伸び悩んでいる犬伏湧也(徳島・119期)が、地元地区の大舞台で奮起する。昨年12月の広島記念(〈3〉〈1〉〈2〉〈9〉)は、すべてバックを取っていた。ここは予選突破が目標になる。
大石剣士(静岡・109期)は、これまで6度出場したGIで、意外にもまだ1勝しただけ。先手を取って人気の低さを覆す。
早期卒業のエリート、菊池岳仁(長野・117期)が本格化してきた。奈良記念の初日落車欠場から3週間、ここに備えて乗り込んだ。関東の先頭で戦う覚悟はできている。
山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。
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