社会
Posted on 2014年07月22日 09:56

福島県警パワハラ連続自殺の真相に迫る!(1)死亡した2名の関係性

2014年07月22日 09:56

 福島県警捜査2課の警部(51)と警視(52)が、2人の上司の捜査2課長(45)によるパワハラが原因で相次いで自殺した。ところが、警部に続き自殺した警視は死の直前、部下である警部の悲報に接し号泣。警部の名を出し、〈最後まで寄り添うこと〉ができなかったことをわびる遺書を残していたものだから、2人の「関係」に注目が集まったのだ。

「仕事場がある庁舎で首をつっていた課長補佐のT警部も、あとを追った直属の上司で指導官のH警視も実質的に2課を引っ張ってきたリーダー的な存在でした。いかつい風貌のH警視は巡査を皮切りに捜査一筋34年。プロ中のプロと言ってもいい辣腕で、T警部も捜査歴29年のベテランでした」

 こう語るのは、地元の社会部デスクだ。

 T警部の自殺が発覚したのは、去る4月28日早朝。出勤してきた県警関係者が庁舎でT警部が首をつっているのを発見した。成り済まし詐欺事件捜査の陣頭指揮を執っていたT警部の自死は当初、こうした捜査のストレスが主な原因と見られていた。が、その後の県警の調査で、捜査2課では、S課長によるH警視とT警部ら4人の課員に対するパワハラが、昨年春から公然と行われていたことがわかったのだ。

 S課長はいわゆるキャリア組。国家公務員試験の上級(I種)に合格し、警察庁幹部候補として採用され、転勤と異動を繰り返し、地方公務員の警察官をどんどん追い越し昇進するエリート。そんなS課長が、決済をもらおうと書類を持参した年上のT警部に、

「小学生みたいな文章を作っているんじゃねえ」

「何やってんの。あんた本当に警部? 国語習ってきたの?」

 と、警部を自分の席の前に立たせ、毎日のように叱責し続けた。文書は3、4回書き直しさせられたという。

「書類を何度も直されて困っている」

「眠れない」

 周囲にそう漏らし、日に日に精神が衰弱していったT警部に、月142時間にも及んだ超過勤務や、詐欺で逮捕した容疑者が不起訴の見通しになったことによる心労も重なった。

「自殺直前の4月27日、T警部は、ふだん吸わないタバコを吸い、『頼りない補佐でごめんね』と周囲に謝っていた」(前出・デスク)

 かくして、警部は庁舎にある自席のパソコンで〈来る日も来る日も書類の訂正で、思うように仕事ができませんでした〉と遺書をつづり、自殺に至った。

 ところが、自殺発覚翌日の29日夕刻、T警部の死に号泣してからずっと沈んだ表情だったH警視が姿を消すと、課内に緊張が走った。課員が手分けして探したが、翌30日、山形市内に止めていた車から体を出した状態で首つり自殺しているH警視が発見されたのだ。

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