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Posted on 2026年03月01日 10:00

プロ野球“超”フライング順位予想「セは阪神が本命、パはソフトバンク・日ハムの2強独走」

2026年03月01日 10:00

 日本国内のプロ野球に目を転じると、3月27日のペナントレース開幕を目指し、各チームは戦闘モードに突入している。時期尚早ではあるが、アサ芸はいち早く2人の予想賢人に今シーズンを占ってもらった。優勝候補から台風の目まで、大胆な見解が飛び出した。

 昨季のセ・リーグは虎の独走を許した。今季も阪神がV候補の大本命のようだが‥‥。

「昨季ほどの差はつかないと思います」

 野球評論家の伊原春樹氏はこう指摘する。投手、野手ともに選手層がセで最も厚いのは誰もが認めるところ。しかし、先発投手に不安要素が見え隠れしているという。

「才木浩人(27)、村上頌樹(27)、大竹耕太郎(30)の先発三本柱は盤石。しかし彼ら以外の先発投手は、1年間ローテを守れるかが極めて不透明です。具体名を挙げれば、髙橋遥人(30)、伊藤将司(29)、伊原陵人(25)、門別啓人(21)、それからトミー・ジョン手術明けの下村海翔(23)らは不確定要素となる。藤川球児監督(45)も『始まってみないと、どういうことが起きるのかわかりません』とキャンプ中に話していましたが、阪神は大本命でありながら、意外にも“出たとこ勝負”の側面もあるのです」(伊原氏)

 それでも、阪神の優位は揺るがない。というのも、打線は1番から5番まで固定された超重量打線。唯一の不安要素を挙げれば、一部の主力がWBCに招集されたことか。レギュラー格野手8人のうち3人もが呼ばれている。

「佐藤輝明(26)、森下翔太(25)、坂本誠志郎(32)の調整遅れが心配です。特にバッティング練習は、自チームと同じようには時間を確保できません。実質5分の1ほどに減ってしまう。“WBC後遺症”として不振に苦しまなければいいですが‥‥」(伊原氏)

 阪神に肉迫する球団として、野球評論家の松永浩美氏は5年連続Bクラスの球団を推す!

「1位阪神に異論はありませんが、中日が台風の目になるポテンシャルを秘めています。今季から本拠地のバンテリンドームには、外野フェンス手前にテラス型観戦席が設置されました。球場が狭くなったことで、打席での心理的負担が減るでしょう。これまでフェンス直撃だった当たりがホームランになりますからね」

 従来よりも本塁から右中間、左中間フェンスまでが6メートルも近くなり、高さも1.2メートル低くなるだけに本塁打増は必至。とはいえ、ビジター球団も同条件で戦うことになるのだが‥‥。

「先発だけでも髙橋宏斗(23)、金丸夢斗(23)、即戦力ルーキーの中西聖輝(22)ら若手だけでなく、涌井秀章(39)、大野雄大(37)、松葉貴大(35)らベテランまで、打線さえ噛み合えば二桁勝利を期待できる陣容。だからこそ、貧打線を活発化させる要素が加わったことが大きい。さらには、抑えの松山晋也(25)がWBCに選ばれず、シーズンに集中できるのも強みです。MLB球による故障リスクは無視できませんからね」(伊原氏)

 一方、巨人の戦力評価は伊原氏が2位、松永氏が4位と意見が分かれた。

 伊原氏は岡本和真(29)が抜けた戦力ダウンは投手力でカバーできるとし、現有戦力に社会人ルーキー・竹丸和幸(23)、新外国人投手3人が加わって先発投手は盤石と占う。一方で松永氏は、打線の穴は簡単に埋まらないと指摘する。

「4番候補にリチャード(26)の名前が挙がりますが、はたして首脳陣が適性を把握しているのか疑問です。むしろ下位打線で自由に打たせたほうが、性格的に合っている可能性もある。ポスト岡本探しに熱心になるよりも、“主砲”がいない前提でチームの戦略を変革していくほうに舵を切るべきです。現状はそのヴィジョンが巨人には見えません」(松永氏)

 昨季最下位のヤクルトも主砲の村上宗隆(26)が流出する事態で、巨人以上に苦しいシーズンとなるか。

「池山隆寛監督(60)はポジティブな男ですから、暗くなるようなタイプではありません。キャンプでも『いるもんでやりますよ!』と威勢よく話していた目の前では、さっそく内山壮真(23)が生きのいいバッティング練習を見せていた。ショートの主戦力として考えているようでした。ところが、キャンプ中に脇腹を痛めて離脱したのは非常に残念。左ハムストリングスの筋損傷で離脱した大卒ルーキーの松下歩叶(22)といい、チームの未来を託す有望な若手にケガ人が絶えません。この状態で浮上は難しいでしょう」(伊原氏)

 いずれにせよ阪神優位が予想されるセは、下位球団の奮起が鍵を握りそうだ。

 対してパ・リーグは昨季のデッドヒートを演じた2球団に優勝予想が付いた。伊原氏は昨季日本一のソフトバンクが有利と見る。

「やはり、戦力の充実度は12球団1位。昨季も柳田悠岐(37)や今宮健太(34)ら主力選手が故障で離脱しても、柳町達(28)や野村勇(29)ら代わりの選手がしっかり台頭した。投手陣も昨季エースだった有原航平(33)が日本ハムに移籍したが、小久保裕紀監督(54)はカーター・スチュワート・ジュニア(26)や台湾球界から新加入の徐若熙(25)で補えると断言しています。そのうえで『ライバルは日本ハム』と公言しており、今季も2強独走体制となるでしょう」

 伊原氏が順当な2強推しの一方、松永氏は1位日本ハム、2位楽天と予想する。

「今季からホームベースを除く、一、二、三塁ベースのサイズが一辺あたり約7.6センチ大きくなる。ベース間の距離が短くなるだけに、足や小技を絡めるのを得意とする日本ハムの新庄剛志監督(54)の戦術とマッチするのは間違いありません。同じく昨季チーム盗塁数が110個で、12球団1位だった楽天にも一日の長があるでしょう。辰己涼介(29)や小深田大翔(30)ら俊足選手の盗塁数はさらに増えると思います」

 昨オフに珍しくFA補強を敢行した、西武もダークホースの要注意球団だ。

「新加入の桑原将志(32)がライトかレフトに入るのは大きい。昨季、ゴールデングラブ賞を獲得したセンターの西川愛也(26)と外野守備での相乗効果にも期待できる。2年目の渡部聖弥(23)をサードにコンバートしたことで、打線の厚みも増します。今井達也(27)の流出は痛いですが、その穴は埋められるでしょう。平良海馬(26)が先発復帰し、昨年前半はケガで出遅れ12試合登板に終わった武内夏暉(24)もフル回転するはずですからね」(伊原氏)

 双方ともに最下位争いで一致したのは、ほかならぬロッテだ。

「昨季新人王の西川史礁(22)もキャンプ中に故障離脱しましたが、例年、髙部瑛斗(28)や藤原恭大(25)ら能力があるのにケガをしてしまう若手、中堅が目立つ。DeNAから新加入のアンドレ・ジャクソン(29)を含めて投手力はあるだけに、野手の頑張り次第でBクラスを抜け出してほしい」(伊原氏)

 今季から就任したサブロー監督(49)が掲げる「昭和流キャンプ」にも疑問の矢が放たれた。

「昭和のキャンプはとにかく『走って走って走りまくる』という泥臭いものです。どうやらバットだけはたくさん振っているようなのですが、標榜する青写真ほどの練習内容に見えないのは私だけではないと思います」(松永氏)

 はたして、いかなるシーズンになるのか。

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