映像配信サービスDAZNが、Jリーグと11年間で最大約2395億円の新放映権契約を締結した。
DAZNは2017年からJリーグとの放映権契約をスタート。20年8月に28年まで延長していた契約をさらに5年間延長し、日本国内での放映権契約は33年にまで延びた。
ただ、サッカーファンから悲鳴が上がったのは、今回の契約で来季からJ3の全試合中継が外された点。J3はいわゆる3部リーグで、アマチュア最上位カテゴリーと同位と言われるが、かつてJ1で活躍した有名選手が多数所属しているためだ。スポーツライターが語る。
「3月4日に開幕したJ3では、アスルクラロ沼津の中山雅史監督をはじめ、戸田和幸監督(SC相模原)、服部年宏監督(福島ユナイテッドFC)ら元日本代表をはじめとした個性派監督が揃っていることも魅力のひとつ。一般的なサッカーファンは下位リーグにはあまり興味がないかもしれませんが、お目当ての選手の成長を見守る熱心なファンは多いですからね」
Jリーグの野々村芳和チェアマンはDAZNとの新契約にあたり「J3にとって最適な視聴環境を検討する」としているが、はたしてどんな形に落ち着くのか。
(ケン高田)