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ドンキホーテ谷村ひとし「“牙狼”新台を徹底分析!」(1)

 7月28日、JRの車内中づり広告でサンセイR&Dの牙狼の黄金の顔が、車両にズラーッと並んで、各ホールも大々的に広告を打てるビッグタイトルの登場です。

 なんと平日の月曜日に、100台の牙狼目当てに1000人以上の行列ができたホールが全国各地に出現しました。

 パチンコバブルもハジけた現在、初代「冬のソナタ」で、ヨン様会いたさに女性客が早朝から行列を作ったり、12年のお盆明け、国民的アイドル「AKB48」の登場時は、若い男性ファンの行列ができました。それ以来となる、ギャラリーも含めた異常事態だった「CR牙狼 金色になれ」の新装光景です。

 牙狼のテレビドラマは、パチンコになってメジャーになり、続編は、先にパチンコ化ありきでシリーズが続いています。ハッキリ言って、オリジナル(13年放送)の3人の若者が登場するドラマを見ていないパチンコファンにとって、通常時のアニメ演出は、退屈この上ないということは否めません。

 しかし、パチンコファンは「ウィーン、ウィーン、ウィーン」と、けたたましいサイレン音とともに台の上に出現する「パーフェクトフェイスオブガロ」のお面見たさに朝から行列をなしているわけで、タイアップドラマの人気ではないことは確かです。

 今回、大当たり確定時だけでなく、激アツリーチ発展時に牙狼召還中とリーチ前に出現してハズレることもあるので、ちょっと赤っ恥をかく可能性もあるのは覚悟しておいてください。

 とにかく今度の牙狼は、台の右側にある実物大の牙狼剣の握りをしっかり押し込んで、バイブが手に伝われば液晶画面に巨大なゴールドビッグエンブレムが出現して大当たりを知らせてくれます。ハズレても“レインボーゴールドビッグエンブレム復活”も多く見られます。

 しかも、復活通常時の当たりがマカチャンGETできなかった過去の牙狼シリーズに比べると、大当たり中のBATTLEで、倉田保昭さんが扮する尊士に主人公の流牙が勝つパターンが目立ちます。

 とはいえ、それも大当たりしてこその話。まずは空き台の少ない中、台選びは半分諦めなきゃいけないほどの人気が、AKB48が登場するお盆明けまで続くことになりそうです。

 ズルズル1日粘って打つ機種ではない、粘って打つと大負けもある──。過去の牙狼シリーズで痛い思いをしていても、パーフェクトフェイスオブガロのサイレン音とともに出現するお面見たさに粘っちゃう方も多そうです。

 空き台が目立つホールは、この夏、お客さんもホールも厳しいと言えます。大量導入であれば1割が30回大当たり(15~20回平均)。約2000発の出玉の牙狼なら、一撃1万~2万発の勝ち逃げが理想です。

◆プロフィール 谷村ひとし 1953年生まれ。95年、みずからの立ち回りを描いた「パチンコドンキホーテ」(週刊モーニング)で大ブレーク。過去20年間のパチンコ収支はプラス6200万円突破。累計で20万人以上を擁する携帯サイトで毎日情報を配信中。詳しくは「谷村パチンコランド」で今すぐ検索!

※この連載に記載されたメーカーごとの大当たりしやすい回転数や独自の攻略法はメーカー発表の内容ではなく、あくまで谷村ひとし氏の経験則であり、データ収集に基づいた私見です。

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