スポーツ

江川卓の独自論!あの「バックスクリーン3連発」は槙原寛己が阪神に打たせたという「ワザ」

 プロ野球で「3連発」と聞けば、巨人の槙原寛己が85年4月17日の阪神戦(甲子園球場)で被弾した「バックスクリーン3連発」が頭に浮かぶことだろう。しかしながら、3者連続被弾の投手は他にもおり、江川卓氏がそのひとりだ。

 江川氏の「3者連続被弾」はルーキーイヤー、79年9月18日の大洋戦。夏を越えて疲れが出始めた時期の失投だった。巨人では国鉄から移籍した北川芳男(中日戦)が65年に、そしてV9時代の6年目にあたる70年の堀内恒夫(大洋戦)に続く3人目。翌朝の新聞には〈悲観するな 堀内だってやられた〉の見出しが…。

 ではなぜ、槙原の被弾ばかりがクローズアップされるのかといえば、

「それは見事にバックスクリーンだからですよ」

 と答えたのは、江川氏本人だ。5月22日に自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉での解説を聞いてみると、

「あれがレフトとライトだったら、クローズアップされてないですね。打たせた槙原がスゴイですね。それはワザですよ、ワザ!」

 ちなみに歴代最多被弾は4者連続で、76年・永本裕章(広島)、83年・仁科時成(ロッテ)、86年・木田勇(大洋)の3人も存在する。

 記憶に新しいところでは、今年4月26日のオリックス戦、6回に2番手で登板した日本ハムの堀瑞輝が、3番・中川圭太(レフト方向)、4番・森友哉(ライト方向)、5番・杉本裕太郎(左翼ポール際)に3連発を浴びると、マウンド上で呆然自失に。ベンチでは流れる涙を拭ったのである。悲観するな、堀内だって江川だって槙原だったやられた──。

(所ひで/ユーチューブライター)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
商品価値が落ちたヤクルト・村上宗隆「メジャー計画変更」で大谷翔平と同じ道を
3
【米ゴルフツアー】コリン・モリカワが生放送で松山英樹に「放送禁止用語」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
4
土壌ラドン濃度・衛星観測・上空発光…火山噴火と大地震「前兆キャッチ」の新技術がスゴイ!
5
フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」