事件
Posted on 2023年08月03日 09:58

身の毛もよだつ世界の残虐事件(終)全米が震撼「殺人ピエロ」自宅現場の「床下の衝撃」

2023年08月03日 09:58

「道化恐怖症」という症状をご存じだろうか。これは本来ならおどけて愉快に見えるピエロに対して、極めて恐怖感を覚える恐怖症のこと。アメリカの人気俳優・ジョニー・デップも悩まされており、克服するためにあえて身近にピエロの人形やグッズを置いていることを告白している。

 恐怖を感じる理由には諸説あり、「感情を読み取ることができない」のほか、欧米ではバットマンに登場するジョーカーなどピエロの悪役が多いことが挙げられているが、一方で実際には「ある事件」が大きな影響を及ぼしているとも言われる。

「アメリカ史上最悪」と恐れられているのは、ジョン・ウェイン・ゲイシーだ。ゲイシーは特技の手品を使って言葉巧に若い男性や少年を自宅へ誘い込んでは、殺戮を繰り返した。殺害した少年の数は33人で、自宅からは29人分の遺体が見つかるという残虐振りで、全米を震撼させた。

 ゲイシーは専門学校を卒業後、靴メーカーに就職。営業マンとして頭角を現し部長に昇進し、年収は日本円で1300万円を超える成功を収めた。しかしある日に屈折した性癖が顔を出し、15歳の少年を自宅に連れ込み暴行。禁錮10年の有罪判決を受けることになった。

 出所後、ゲイシーは一人旅をしている少年を見つけると自宅へ誘い、今度は殺害。ナイフで少年を何度も刺し、喉の奥から「ボコボコ」と溢れ出す音に快感を得るようになったという。

 ゲイシーはターゲットをおびき寄せるためにピエロに扮し、小児病棟やチャリティイベントでパフォーマンスを披露していたといい、手錠を使ったパフォーマンスで「抜け出す方法を教えてあげよう」などと言って相手に手錠を掛け、次々と犯行に及んだ。

 むろん、33人もの少年を殺害して逃げおおせるわけもなく、ついに逮捕となったが、自宅の床下からは所狭しと並べられた遺体が発見。腐敗により猛烈なメタンガスが発生していたという。

 1994年にゲイシーは処刑されたが、ピエロに扮した彼の姿がいまだに記憶に残っているアメリカ国民は多いことだろう。

(ケン高田)

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