政治

ロシア国民に「穴倉爺さん」とバカにされた理由/暗殺が怖い!プーチン「異常行動」プロファイル(8)

 独裁者プーチンは「暗殺」や「クーデター」に加え、不慮の「病死」に対しても、神経を尖らせてきた。中でも2019年から世界的大流行が始まった新型コロナに対しては、常軌を逸した異常な警戒感を示してきたという。

 その尋常ならざる警戒ぶりとは、具体的にどのようなものか。この点について昨年10月、トルコに亡命したFSO(ロシア連邦警護庁)の元情報将校グレブ・カラクロフ氏は、ロシアの犯罪活動などを追跡する機関の調査に対して、

「以前のプーチン大統領は活気に満ちて活動的だったが、コロナ禍以降、自身を世の中から完全に遮断する生活を送るようになった」

 と指摘した。その上で「コロナ恐怖症」とでも呼ぶべき異常極まる行動について、以下のように暴露している。

●プーチンと接触する機会が多い大統領補佐官に対しては、1日に何度もPCR検査を受けさせていた

●わずか15分程度の職務上の接触であっても、クレムリン(ロシア大統領府)の職員に対しては2週間の厳格な隔離を義務づけていた

●プーチンと同じ部屋で仕事ができるのは、2週間の隔離を経た職員だけだった

●コロナ禍以降、プーチンはシェルターに身を置き、出張も年数回程度にまで激減した

 そして、このような遮断生活の結果、現実を把握することが次第に困難となり、ウクライナ侵攻という暴挙に及んだと、カラクロフ氏は断言している。

「ロシア国内のSNS上では、コロナを恐れて地下に身を潜めているプーチンに対して『ブンケルヌイ・ジェード』と揶揄する声が上がりました。これを日本語に訳すと『穴倉爺さん』になります(笑)。ロシア国民は、プーチンが小心で臆病な独裁者であることを、ハナから見抜いていたのです」(ロシア専門家)

 まさに「幽霊の正体見たり枯れ尾花」である。

(おわり)

カテゴリー: 政治   タグ: ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
4
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
5
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身