政治
Posted on 2023年08月30日 05:59

ロシア国民に「穴倉爺さん」とバカにされた理由/暗殺が怖い!プーチン「異常行動」プロファイル(8)

2023年08月30日 05:59

 独裁者プーチンは「暗殺」や「クーデター」に加え、不慮の「病死」に対しても、神経を尖らせてきた。中でも2019年から世界的大流行が始まった新型コロナに対しては、常軌を逸した異常な警戒感を示してきたという。

 その尋常ならざる警戒ぶりとは、具体的にどのようなものか。この点について昨年10月、トルコに亡命したFSO(ロシア連邦警護庁)の元情報将校グレブ・カラクロフ氏は、ロシアの犯罪活動などを追跡する機関の調査に対して、

「以前のプーチン大統領は活気に満ちて活動的だったが、コロナ禍以降、自身を世の中から完全に遮断する生活を送るようになった」

 と指摘した。その上で「コロナ恐怖症」とでも呼ぶべき異常極まる行動について、以下のように暴露している。

●プーチンと接触する機会が多い大統領補佐官に対しては、1日に何度もPCR検査を受けさせていた

●わずか15分程度の職務上の接触であっても、クレムリン(ロシア大統領府)の職員に対しては2週間の厳格な隔離を義務づけていた

●プーチンと同じ部屋で仕事ができるのは、2週間の隔離を経た職員だけだった

●コロナ禍以降、プーチンはシェルターに身を置き、出張も年数回程度にまで激減した

 そして、このような遮断生活の結果、現実を把握することが次第に困難となり、ウクライナ侵攻という暴挙に及んだと、カラクロフ氏は断言している。

「ロシア国内のSNS上では、コロナを恐れて地下に身を潜めているプーチンに対して『ブンケルヌイ・ジェード』と揶揄する声が上がりました。これを日本語に訳すと『穴倉爺さん』になります(笑)。ロシア国民は、プーチンが小心で臆病な独裁者であることを、ハナから見抜いていたのです」(ロシア専門家)

 まさに「幽霊の正体見たり枯れ尾花」である。

(おわり)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/8/5発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク