社会

気分はブルートレイン「寝台列車」を堪能するオススメ旅

 1970年代後半にブームを巻き起こしたブルートレインだが、乗客が減ったことや車両の老朽化もあって、15年に「北斗星」が定期運行を終了するとブルートレインは全廃。もう乗ることは叶わなくなった。

 それでも寝台列車に乗りたいという声は少なくない。ブルートレインではないが、それは今でも可能だ。

 現在、定期運行している唯一の寝台列車は「サンライズ瀬戸・出雲」。サンライズ出雲は東京駅と出雲市駅、瀬戸は東京駅と高松駅を結ぶ。

 座席はA寝台1人用個室の「シングルデラックス」、B寝台1人用個室の「シングル」、B寝台1人~2人の「シングルツイン」、B寝台2人用個室の「サンライズツイン」、座席扱いの「ノビノビ座席」とバリエーション豊富。鉄道ライターが言う。

「ノビノビ座席は寝台料金がかからず、乗車券特急券だけで乗ることができ、新幹線より安い。ブルトレの開放寝台のような作りで、懐かしい気持ちになれるのもポイントです」

 サンライズ出雲は出雲大社に、瀬戸は讃岐うどんを食べるために利用してもよさそうだ。

 定期運行はしていないが、他にも寝台の気分を味わえる列車は他にもある。JR西日本が運行している「WEST EXPRESS 銀河」で、座席はリクライニングシートと簡易寝台。山陰本線や山陽本線などJR西日本の圏内を中心に走行し、21年には四国の琴平駅まで乗り入れた。

「車両は東海道本線や山陰本線で活躍した近郊型電車の国鉄117系電車をリニューアルした専用車両。117系は定期運行を終了しているので、鉄道ファンにはたまらないものがあります」(前出・鉄道ライター)

 また、観光列車の最高峰と言われるクルーズトレインの選択肢もある。JR東日本は「TRAIN SUITE 四季島」、JR西日本は「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」、そしてJR九州は「ななつ星 in 九州」を運行している。運賃は1泊30万円以上とお高いが、いつか乗ってみたいものだ。

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