社会
Posted on 2025年04月15日 05:58

【本当にあった仰天話】ロシア博物館「正職員ねこ」誘拐事件で大捜索の結末

2025年04月15日 05:58

 20世紀初頭に活躍したウクライナ出身の劇作家・小説家ミハイル・ブルガーコフの代表作といえば、かの長編小説「巨匠とマルガリータ」だ。現在、ロシアのサンクトペテルブルク市にある彼が暮らしていた家は、博物館として一般公開されているが、そんな博物館に「正職員」として籍を置く黒猫「ベゲモート」の誘拐事件があった。

 ベゲモートは「巨匠とマルガリータ」に登場する、言葉を話す大きな黒猫だ。ブルガーコフ博物館に住みつき、自由に館内を歩き回ったり、中庭で日なたぼっこをしたり。そんな姿が来館者の間で評判になり、博物館はこの名物猫を「正職員」としてスタッフに迎えた。

 ところが博物館職員から「ベゲモートが何者かに連れ去られた」との通報が入る。職員によれば、どこを探してもベゲモートの姿が見えず、来館者から「謎の女が猫を抱いて地下鉄駅に向かった」との連絡を受けた。すぐさま、捜査を依頼したのである。

 するとこの騒ぎを聞きつけた地元テレビ局「Moskva-24」が「名物猫の誘拐事件発生!モスクワ中が騒然」と報道。国営テレビ「TV Centre」も「ブルガーコフ博物館の最も重要な一員の行方が分からなくなった」と大々的に報じ、モスクワじゅうで大捜索作戦が展開されることになったのである。

 だが、事件はあっけない幕切れを迎えた。警察の捜索開始から数時間後、ベゲモートが博物館近くの劇場で発見されたのだ。大々的な報道で、連れ去った人物が怖気づいたのか…。

 ただ、住所などの身元情報が記入された首輪は外されており、通行人によって発見された時、非常に怯えた様子だったという。

 翌日、博物館はFacebookに〈みなさん、ありがとう。みなさんの助けがなかったら、悲劇的な結末を迎えていたかもしれません〉と投稿。ベゲモートには新しくGPS追跡機能付きの首輪を用意する、といったコメントが添えられていた。

 ちなにみロシアでは、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館も、猫を正職員として雇っているが、仕事は「ネズミ退治」。専属の医者やスタイリストが就くベゲモートとの扱いとは、にゃんとも雲泥の差があるようだ。

(灯倫太郎)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年04月11日 12:00

    2028年のNHK大河ドラマが「ジョン万」であることが発表された。ジョン万次郎こと中濱万次郞の波乱に満ちた人生の物語で、NHKのサイトから一部抜粋すると「19世紀の日米と太平洋を舞台に、命がけのサバイバルの連続と遥かなる再会のロマンを描く。...

    記事全文を読む→
    エンタメ
    2026年04月16日 11:30

    昨年8月、栃木工場でミッドナイトパープルの最後の一台が、静かにラインを離れた。それがR35 GT-Rの終わりだった。そしてこの4月14日、日産のエスピノーサCEOが長期ビジョン発表会の場で、記者の質問に答えた。「GT-Rは出す」いつ、どんな...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    スポーツ
    2026年04月16日 15:00

    4月15日に等々力球場(神奈川県川崎市)で開催された東都大学野球2部リーグ・日本大学対拓殖大学2回戦。スタンドの大学関係者やファンの視線をひときわ集めていたのが、日大の7番ファーストでスタメン出場していた村上慶太である。今季からホワイトソッ...

    記事全文を読む→
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/14発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク