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記事全文を読む→視聴率急落ドラマ「ちはやふる―めぐり―」で日本テレビが学ばなかった「広瀬すずの痛い教訓」
広瀬すず主演で大ヒットした映画「ちはやふる」の10年後を描くドラマ「ちはやふる―めぐり―」(日本テレビ系)が、8月6日放送の第5話で世帯視聴率2.7%(ビデオリサーチ調べ、関東)に急落したことが分かった。これはプライム帯にもかかわらず、朝の番組「ラヴィット!」(TBS系)や昼の「ぽかぽか」(フジテレビ系)と同水準の数字だという。ちなみにこの日の個人視聴率も1.5%と、惨憺たる結果だった。
原作は累計2700万部突破の、末次由紀氏による少女漫画。映画版は広瀬主演で2016年に公開され、興行収入17億円超を記録したが、今回の主演は18歳の當真あみ。NHK大河ドラマ「どうする家康」やTBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」に出演経験があるとはいえ、まだ一般的な知名度は低い。
母親役に内田有紀、ライバル役でNHK連続テレビ小説「あんぱん」出演の原菜乃華が脇を固めるが、目玉であるはずの広瀬はインドで現地の子供にかるた指導をしているという設定で、初回以降ほとんど登場せず。「出る出る詐欺」と揶揄される始末だ。
しかも同じ枠の前作「恋は闇」が低迷していただけに、今回は起死回生の一作として期待されていた。しかし初回5.2%から右肩下がりで、第2話4.3%、第3話4.2%、第4話4.1%と微減を続け、第5話で一気に急落。裏番組の強力な競合がなく、開始5分遅れ程度でここまで下がる理由は不明とされる。
日本テレビの水曜ドラマ枠はかつて「家政婦のミタ」「ごくせん」「ハケンの品格」などヒット作を連発したが、ここ数年は低視聴率続き。今回も「演出や脚本は悪くない」との声がある一方で、キャスティング戦略には疑問符がつく。
実は日本テレビは過去にも、本格的なブレイク前の広瀬を連ドラ初主演に抜擢した「学校のカイダン」(2015年)で、当時としてはかなり低い世帯視聴率平均9.3%と伸び悩んだ苦い経験がある。伸び盛りではあるものの、まだ一般的な知名度のない女優をいきなり看板作に据える賭けは、またしても裏目に出てしまった。
後半戦で原演じるライバル役が本格的に動き出せば巻き返しの可能性はあるが、現状では戦略ミスと采配ミスばかりが際立っている。これではますます「日テレのドラマはつまらない」というイメージが強くなってしまうことだろう。
(中嶋梓)
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