スポーツ
Posted on 2023年09月05日 17:58

「目には目を」長嶋巨人と野村ヤクルトの報復合戦が再来する高津VS岡田阪神「死球遺恨」

2023年09月05日 17:58

 ヤクルトの「死球騒動」が波紋を広げている。日本野球機構(NPB)の理事会と実行委員会が9月4日に行われ、ヤクルト・江幡秀則専務が取材に応じ「要はヤクルトスワローズのピッチャーが下手くそというだけで」とコメントした。

 それにしてもヤクルトは阪神戦での死球が多すぎる。3日には近本光司が右脇腹付近に死球を受けて交代。8月13日には梅野隆太郎が左手首付近に受けて骨折し今季絶望となっている。

 実はヤクルトの死球騒動は今回が初めてではない。90年代は野村克也監督時代、長嶋巨人への「死球」をきっかけに遺恨対決となった。その引き金を引いたのが、皮肉にも今、ヤクルトで指揮をとる高津臣吾監督だ。

 93年5月27日の巨人戦、高津氏が大久保博元氏(現・巨人打撃チーフコーチ)に死球を与えた。大久保氏はこれにより左手首を骨折。この年、6月の北陸シリーズでは巨人の投手(宮本和知氏)がヤクルトの司令塔だった古田敦也氏に2球続けて内角をえぐり、3球目に右上腕部に死球を与えた。これに野村監督が「故意によるものだ」と猛抗議。巨人担当記者によれば、

「この頃のヤクルト巨人戦は両軍から飛ぶベンチの野次が凄まじかった。当時の神宮球場の記者席にも、その野次の内容が丸聞こえ。毎試合、今では表現できないような汚い言葉を連発していました」

 この翌年もヤクルトと巨人の死球合戦は続き、5月11日の試合は大荒れ。巨人の主力捕手だった村田真一氏が頭部に死球を受けると、これを投げた西村龍次氏に今度は巨人・木田優夫氏(現・日本ハム2軍監督)が死球を与えた。この状況に巨人の長嶋監督からは「目には目をです」と「報復死球」とも取れる発言が飛び出し、

「(村田が受けた)頭はいけませんよ、頭は。即刻退場にしなきゃ、でしょ? 遺恨を残すんですよ」

 と語気を強めまくし立てていた。結局、この試合をきっかけに頭部の死球では「投げた投手は即刻退場」というルールができたのである。

 次のヤクルトと阪神の直接対決は9月22、23日(神宮球場)。この2試合で死球があれば、何らかのルール改正が必要かもしれない。

(小田龍司)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク