エンタメ
Posted on 2026年02月05日 12:30

「メスを入れる」は形だけ!宝塚歌劇団の異常体質「お花代という裏のカネ」を解決できない「なぜ私設ファンクラブがチケットを手配するのか」

2026年02月05日 12:30

 かねてから疑問を呈していた宝塚歌劇団の「お花代」問題に、進展があった。そもそも「お花代」とは、個々のファンクラブがチケットを取り次ぐ際、購入者から任意で受け取っていたお金のことだ。チケット代とは別に、500円から数千円程度が徴収される。

 開演前に劇場に行けば「〇〇〇〇」とスターの名前が書かれた札を持っているファンクラブの人たちが規則正しく並んでいるが、それがファンクラブのチケットの列だ。
 もちろんその場で買えるわけではなく、事前にファンクラブを通じて欲しいチケットの枚数を申請し、購入する。ファンクラブの入会方法はいろいろあるが、まずはお目当てのスターにファンレターを書くと「ご案内」が届くのが一般的である。

 正直いって、ファンクラブに入らなくてもチケットが手に入れば問題はないのだが、なかなかそうもいかない。特に地方公演など公演回数の少ない演目はチケット争奪戦になることは間違いなく、どうしても見たければ、多少お金がかかっても、ファンクラブに入っておこう、となるのがファン心理というものだろう。

 加えて「お花代」については「1口500円でいくらでも」などと言われれば、ファンクラブの幹部に気に入られ、少しでも良席にしてほしいと思うのは当然のこと。私の知り合いなどはそれに加え、毎回のように差し入れ(スターにではなく、ファンクラブの人に)を手渡し、優遇してもらおうと奮闘している。事実、その貢献度によって優先的にチケットを譲ると公言するファンクラブがあるという。

 そもそも宝塚には、公式の「宝塚友の会」というファン組織がある。公演チケットは抽選で入手できるはずなのだが、これが当たったためしがない、ともっぱらだ。私もゆうに20年以上は友の会に入っているが、チケットが当たったのはほんの数回、数えるほどしかない。

 今回、「お花代」にメスを入れるべく、劇団側が私設ファンクラブと個別に契約を結ぶということだが、なぜ私設ファンクラブがチケットを手配するのか、いまだにわからない。全て友の会が担えばいい話ではないか。
 これは「お花代」が問題なのではない。チケットの流通を私設ファンクラブに依存している劇団の体制、その構造に大きな問題がある。ファンはただチケットが欲しいだけなのだから。

(堀江南)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年06月12日 14:30

    巨人がセ・パ交流戦15試合消化時点で9勝4敗2分と、白星を積み重ねている。パ・リーグ球団がセ・リーグ勢を圧倒する交流戦で、巨人はセで唯一、大きく勝ち越している。阿部慎之助前監督から引き継いだ橋上秀樹監督代行の、調子がいい選手をとにかく使うス...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月16日 11:00

    まさにハチの巣をつついたような騒ぎになっている。昨年までロッテ監督だった吉井理人氏が、楽天の新監督に就任することが決まったからだ。混迷を極める楽天らしい、シーズン途中という異例のタイミングである。そんな中、楽天は6月17日の午前中に仙台市内...

    記事全文を読む→
    スポーツ
    2026年06月19日 07:00

    阿部慎之助前監督が去った巨人は、橋上秀樹代行体制で臨んだセ・パ交流戦に、セ・リーグ球団で唯一、勝ち越した。6月19日からはリーグ戦の再開となるが、ここに元巨人1軍打撃チーフコーチが爆弾を投下した。野球解説者・愛甲猛氏のYouTubeチャンネ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/23発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク