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記事全文を読む→【これは必見】「宝塚歌劇団+コナミのテレビゲーム」マニア垂涎のコラボ公演「悪魔城ドラキュラ」再現度の高さに驚いた!
現在、東京宝塚劇場で公演中の花組公演「悪魔城ドラキュラ~月下の覚醒~」を見てきた。ブラム・ストーカーによるゴシックホラーの金字塔「吸血鬼ドラキュラ」ではない。あるいはそれを映像化し、主演ベラ・ルゴシのいで立ちによって「普遍的ドラキュラ像」のイメージを決定づけた「魔人ドラキュラ」でもない。
コナミの人気アクションゲームシリーズである、あの「悪魔城ドラキュラ」をミュージカル化、しかも宝塚歌劇団の公演でというのだから、これを見ない手はない。
宝塚歌劇団は過去にも、宙組「逆転裁判」、花組「戦国BASARA」といった、テレビゲームを元ネタにした公演を行っている。直近では2024年に宙組が「ファイナルファンタジー16(FF16)」の公演を予定していたが、劇団員の急死による一連のいじめ問題などで、公演そのものが中止になっている。
そもそも、テレビゲームというものは、インタラクティブ性(双方向性、対話性)の極めて高い娯楽であるからして、その舞台化やアニメ化、映画化に対しては、元となるゲームから得た興奮や感動と同等のものは得られないと思っている。
とはいえ宝塚好き、かつテレビゲーム大好きな私にとって「宝塚×人気テレビゲーム」の組み合わせは大好物。華々しく幻想的な舞台の上で、お気に入りゲームの名場面の一部を再現してくれるだけでも満足だ。
今回の「悪魔城ドラキュラ」は、1997年3月20日に初代PlayStation用に発売され、その後も数々のハードに移植された「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」をもとに構想されたストーリー。主人公は元ネタにしっかりと沿い、ドラキュラ伯爵と人間の女性との間に生まれた吸血鬼のアルカードだ。
観劇した感想を少々。まず「悪魔城ドラキュラ」といえば、初代ファミコンのディスクシステム用ソフトとして発売された第1作目から、BGMの素晴らしさに定評があったが、そうした名曲の数々が生オケで演奏されるだけで、こちらは大興奮。コントロールを手にテレビの前で座しながら、何度もゲームオーバーを味わったあの頃を、否応なしに思い出す。
もともとがアクションゲームだから、派手な殺陣はもちろんある。さらに「月下の夜想曲」は探索要素を組み込んだアクションRPGなので、ストーリー性が高い。その上、ゴシック風味溢れる厳かで神秘的、それでいてロマンティックな世界観が、衣装や舞台でしっかりと再現されている。ここまで宝塚の舞台との親和性が高い作品は、なかなかないのではなかろうか。
客層はというと、いつもの「見るからにヅカファン」といった雰囲気の人ばかりでなく、「『悪魔城ドラキュラ』の舞台が見たくて」といったライト層が目につく。さらにこの日は、修学旅行か観劇教室で来たと思しきどこかの生徒たちが、席の一角を占めていたのが印象的だった。
マニアックで閉鎖的な感が拭えない「宝塚」の魅力を、より一般層に広げる可能性が、この「宝塚×人気ゲーム」という手法にはあるのではないか、と。
とはいえ「ヅカファン」同様、「ゲームファン」もなかなかうるさいから、演目選びは慎重にならなければいけない。ちなみに個人的に見てみたいのは「メタルギア」シリーズだが、どうだろうか。
(堀江南/テレビソムリエ)
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