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中国が突き返したホタテは日本人が食べよう!「ふるさと納税」返礼品で肝機能も向上できる

 なぜか無性にホタテを応援したい。中国の大人げない全面禁輸への怒りだけが原因ではない。何せ、あの白い貝柱は美味なうえに、健康にも環境にも優しいというんだから、食いまくるしかないでしょう!

 福島第一原発の処理水放出を受けて、中国は日本産水産物の輸入禁止措置をとった。これが水産業に大打撃となっている。北海道の水産業関係者はこう話す。

「税関を通らずに、中国が突き返してくる水産物は日に日に増えている。特に、ホタテの輸出先は5割以上が中国ときている。中には、約100トンも戻ってきた会社があるぐらい。冷凍保存しても1カ月が鮮度のメドだけに、行き場をなくしたホタテは大問題だよ」

 政府は水産業へ1000億円以上の支援策を打ち出した。中国の代わりとなる販路拡大を急ぐのと同時に、国内消費も増やさねばならない。さっそく日本国民の奮闘が目立ってきている。「ふるさと納税」の返礼品でホタテを希望した人の寄付額が、北海道別海町では前年度期比5倍に増加。ホタテを返礼品のメインとする同町では、ふるさと納税の申し込みが相次ぎ、寄付件数と金額ともに去年の同時期に比べて8倍に急増した。同町によれば、令和3年度の寄付額は約24億5000万円。単純計算で約196億円になる見込みだ。

 より国内消費を勢いづけたいところだ。そこで、健康料理家の川上晶也氏にホタテの効能を聞いてみた。

「ホタテは低糖質、高タンパクで糖尿病予防やダイエットに最適です。必須脂肪酸のオメガ3脂肪酸が豊富で、血液をサラサラにしてくれます。抗酸化作用も高くミネラルが豊富で、特に男性が不足しがちな亜鉛がよく含まれています。ホルモンバランスや自律神経を整えてくれて、イライラ予防にもなります。目安としては1日に1、2個くらい食べるのがよいでしょう」

 水産業の支援に加えて、健康にもいいときたら、ホタテの1つや2つほおばることなんかお安いご用だ。が、ホタテはどう調理するのが最良なのだろうか。

「オメガ3脂肪酸は熱に弱いので、栄養素を壊さずに摂取するには刺身が最高です。つけダレは醬油とリンゴ酢を1対1の割合で混ぜる2倍酢がオススメで、サラッと食べられます。肝機能向上の効果もあるので、酒のアテとしては申し分ないでしょう」(前出・川上氏)

 男のワガママをすべて請け負ってくれるような万能なホタテだが、中身だけが優れているわけではない。

「貝殻はセラミックス製品などに再利用できる資源になるし、養鶏場の鶏のエサにもなる。強アルカリ性の成分は洗剤や歯みがき粉にも転用できるんです」(前出・水産業関係者)

 日本のホタテをナメるんじゃないよ!

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